574.「フリーランス活用」をする前に抑えておくべきこと3選。
正社員を募集しても集まらない、派遣や人材紹介でも理想としている人材が集まっていない。
それなのに採用活動は毎年行う。それ以外の業務もあり、目標としているエントリー数や採用人数を達成しなくてはならない。
そんな状況の中で質を担保するのは極めて難しい状況なことをお察しします。
特に立ち上げたばかりのスタートアップ、ベンチャー企業や中小企業であれば、かなり大変だと思います。
もちろん、上手くいっている会社もあるかと思いますがそれは特例に近い存在です。
(メルカリやスマートHRといった日本を代表するベンチャー企業)
SNSを運用しきちんと自社ブランディングが出来ているのであれば、良いのですが、、
そこに注力できるリソースが足りない。
やらないといけないことはわかっているけど、やれていない。
何とか打開できる策はないのか、、
そこで提案したいのが、フリーランス採用です。
もう最近ではフリーランスという言葉は一般的になりつつあるのでご存知かもしれません。
フリーランス採用をスタートさせたという大手企業も増えているみたいですし。
派遣と何が違うの?と思うかもしれません。
派遣とは、派遣会社に属している社員を会社を通じて紹介してもらうスキームです。
なので、会社同士で契約書を結んだり、管理します。
一方で、フリーランスとは会社と個人が契約書を結び(NDAや委託契約書など)、案件を直接もらうスキームです。
一言で言うと、会社を挟んでいるかいないかの違いですね。
フリーランスを活用することによって、
・コストを抑えられる
・即戦力の人材を確保できる
・スピード
上記3つのメリットがあります。
スピード感を持って優秀な人材をコスト抑えながら採用することができるというわけです。
なので、大企業や上場企業もフリーランス活用に力を入れつつあります。
その結果として、フリーランス人材がここ最近かなり増えているのもその理由です。
前置きが長くなったのですが、
今回の内容はフリーランスを活用する前に抑えておくべきポイントを3つ紹介します。
1.フリーランスの特性を知る
3つ紹介する予定ですが、正直これが1番重要でこれだけを頭に入れておいて欲しいです。
フリーランス活用をこれまで取り組んできていない企業や採用担当者は、社員とフリーランスでは全く別の施策を考える必要があります。
社員として大事にしたい考え方とフリーランスの方々が大事にしたい考えた方は全く違うからです。
大きくフリーランスの特性を2つあげます。
・時間
・お金
フリーランスとして独立する人の特徴は沢山お金を稼ぎたいのはもちろんなのですが、自由に使える時間を確保したいと考えている人が多いです。効率良く仕事をこなし、仕事を終えたら自分の好きな時間を過ごす。
好きな時にご飯を食べて、旅行にいくというのが理想なので、その方々が働きやすいと思ってもらえる環境を作ることが大切です。
2.管理体制を構築する
フリーランスの特性を深く理解した上で、管理体制の構築をしていきます。
管理体制というのは、案件の進捗や請求書の管理など、フリーランスを活用をするためには欠かせない仕組みを作る必要があります。
社員のように決められた時間に就業するわけではない方がほとんどなので、稼働時間の管理やどの案件にジョインさせるのかなど、予め仕組みを作っておくと後々楽になります。
3.稼働マニュアルを作っておく
これは先程の話の延長線になるのですが、管理体制と並行してマニュアルを使っておくと良いです。
え、社内に既にあるOJTではなダメなのか?と思うかもしれませんが、ダメではありません。
ただ、社員の方とフリーランスの方では取り組む業務内容や稼働時間など異なるかと思います。
なので、フリーランスの方専用でマニュアルを構築しておくと、ジョインした後すぐに業務を開始することに繋がるので良いです。
これは採用する側もフリーランス側もどちらもメリットがある話です。
最後に。
日本は高齢社会が加速し労働人口は年々減少を辿っています。そんな中で優秀な人材確保しつつ新規エントリー数を伸ばすのは至難の業です。
採用手法が様々ある中で、現在取り組んでいる手法で上手くいっていないのであれば、フリーランス活用を検討してみるのも良いかと思います。