『春の遠足』Ⅱ. 1 濱松哲朗 2018年12月18日 19:28 ¥500 葉桜の日朝焼けの光をすかす葉桜を朝のまぶたに焼き付けにけり挨拶の声明るくてさう云へばかつて私も子供であつた高一の生徒にされしタメ口を不快とすわれは昭和の生まれ鉛筆の六角形をもて余す殺伐とした罫線のうへ感傷が逃げ出していく教室の指紋だらけの窓の向かうに葉桜となりし川べり駆け抜けてもうこの街にあなたはゐないこそばゆい記憶を歩く過去形の語尾をしづかに飲み下しつつ ダウンロード copy ここから先は 2,683字 この記事のみ ¥ 500 購入手続きへ 有料マガジン ¥ 1,500 各章500円で単体でも購入可能ですが、「誌上歌集版あとがき」「マサラタウンと松野家」「ひまわりの国――『春の遠足』拾遺」はマガジン購入するとおまけとして読むことができます。 未刊歌集『春の遠足』 1,500円 濱松哲朗の未刊歌集『春の遠足』(2015年・第3回現代短歌社賞次席作品)を公開します。2009年から2014年にかけての約900首から30… 購入手続きへ ログイン #短歌 #現代短歌 #歌集 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート