【今日の瞑想】複雑に生きる

「シンプルさ」の本当の味わいは、
ひとしずくの「複雑さ」の隠し味にあり。
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わたしのものの見方は、
多くの人にとっては、
「とても面倒くさそう」なんだと思う。
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うん、めんどくさいタイプだと
自分でも思っているな。
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でも、
わたしは、このままで行くんだろう。
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それは、
わたしがとても、貪欲だから。
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しぬまでものを考えたいし、
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どれだけのこと、想い、人が混じり合って
目の前のもの、現実が起こってるんだろうって
ずっと観て、感じて、知って、
味わっていたい。
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シンプルさは、いい。
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断捨離をして、
それは、さらに思う。
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ただ、考えないで感じる豊かさも、ある。
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でも、人は、わたしは、老いる。
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「老人になると、赤ちゃんに還っていく」
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そう　よく言うけれど、

老いていくと、
望んでも望まなくても、
自ずと、よりシンプルになっていく。
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難しさ、複雑さ、不慣れ、未知を手放し、
より安全に、苦無くして生存するやり方を、
慣れたやり方を繰り返すから。
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だから、
わたしは出来るだけ
多くの窓を開けて風を通し、
ドアを開け放って道に出られるように
しておきたいと思う。
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窓、道の先に繋がる外の世界に
想いを巡らせたい、触れたいと思う。
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たとえば、
目の前のひと皿の野菜スープの、
シンプルな味わい。
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その味わいは、どこから来る？
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舌で味わい、喉を通っていき、
胸の真ん中がじわっとくる感覚。
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その感覚と、
そのスープがどこから、
どれだけ多くの人が手をかけてきたもので、
どんなあたたかさで出来ているか
「知っている」からくる味わい。
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そして、それを
知っている、感じているのは、
どんなわたし？
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わたしは、欲張りだから、
「おいしー」のシンプルさも、
隠し味を感じられる複雑さも、
どっちも味わいたい。
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しぬまでね。
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それだから、
めんどくさく生きているんだろう。
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ここまで書いたことを
シンプルに言い換えるなら、
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要するに、『ボケ防止』です。

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