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入社して2週間で感じたLayerXの"凡事徹底"力

※この記事は「LayerXアドベントカレンダー2023春」の33日目の記事です。
昨日はカスタマーサクセス部のyokoさんの「同じ実験に取り組む共同体をチームと呼ぼう。」でした。
明日はカスタマーサクセス部のsotaさんの記事です!乞うご期待!

自己紹介

すべての経済活動をデジタル化したい、LayerX西村 将之介(nosuke)です。
この4月からカスタマーセールスポジションとして入社しています。
ちなみに前職では、シナジーマーケティングというCRM-SaaSを取り扱う会社でセールス/カスタマーサクセスに従事していました。
直近2年で取り組んできたことは自身のnoteにまとめているのでよろしければご覧ください。

入社の決め手になったLayerX羅針盤

LayerXへの入社の決め手のひとつとなったのが、LayerXが"らしさ"や"企業文化"を形作るものとして定義している「LayerX羅針盤」です。

ここに書いてあることに昨年ことごとく共鳴してしまったのですが、正直本当にこれが浸透していたら苦労はしないよなと感じる自分もいました。

しかし、蓋を開けてみるとそれが本当の意味で社内でも徹底されていることを色々な場所で感じる2週間でした。(というか、まだ2週間しか経っていないのにこんなに!?という気持ちです。)

LayerXでは本質的な強みとして”凡事徹底”を掲げていますが、こうあるべきという当たり前を貫き続けていました。

この記事では、私が短い期間ながらも感じたポイントを出来事とともに皆様にお伝え出来ればと思っております。具体的な雰囲気が少しでも伝われば幸いです。

この2週間で驚いたポイント

1.全員採用、全員営業ならぬ「全員オンボ」

羅針盤のひとつに、「全員○○」という考え方があります。

会社がドライブされる類の仕事は部署/グループ関わらず全員でやっていこうぜ、というものなのですが、4月はとりわけ入社者が多かったこともあり、「全員オンボ」の精神で迎えてくださっています。
(初めての転職で正直不安はたくさんあったので、本当に本当に助かっています笑)

具体的には、

  • 一定期間は朝会と夕会でリズム作り

  • オンボーディングコンテンツの整備により初期インプットはセルフで行えるよう一定担保

  • 日中誰かはバーチャルオフィスにいてくださり疑問点は気軽に聞ける

  • チームの方が全員、商談同席やロープレに快く時間を割いてくれる

  • Slackでの発言には必ずスタンプが付く

という感じで、多少新卒になった気分ではありますが、リモート中心でも心理的安全性を損なうことなくキャッチアップに努められています。
※むしろここまでやっていただいていると、早く貢献せねばという健全な焦りも生じてきます。

会社視点で捉えてみると、キャッチアップが爆速で進むことで、結果的に早期に独り立ち出来るメンバーが増え、伸び続ける事業を支える厚みが増すという良い循環が生まれます。
※かく言う私自身も前職で同じような思いで新卒/中途のセールスメンバーと向き合ってきたので、今さらながら間違ってはいなかったなと思っていますw

社員オンボーディングに関しては、鎌谷さんのこの記事でも熱弁されているので興味ある方はこちらもご覧ください!

2.実行と戦略を分けない不断の努力

お次は羅針盤の「実行と戦略を分けない」という部分。

当初、代表のfukkyyさんに興味を持ったきっかけが、100社ヒアリングの記事でした。
※最初見た時は「(いい意味で)狂ってるなぁ」と思いましたw
   面接でも色々深堀りして聞かせてもらいました。

実際に入社してみると、社内に同じ思いで「現場を通じた理解」を大切に行動しているメンバーが階層問わず存在していました。

  • PdMが商談に同席しお客様の声を直接聞き課題を紐解く

  • CS/サポートが商談/お問い合わせでいただいたお客様の要望を社内に連携し続ける

  • 最新の顧客ニーズのキャッチアップのため、事業部長が展示会に参加して汗をかく

  • それどころか、エンジニアの方々も展示会に参加して声を拾う(!?)

事業部長makiさんの心意気
アツい、実にアツい
営業さながらのムーブでお客様とコミュニケーションを取る心強いエンジニアの方々

そして現場で起こっていることの解像度を上げるための一つの取組みとして、経営陣も録画された商談動画を不定期に確認しています。
※これも直近の出来事ですが、あるメンバーから「事業としての優先度を上げていく領域の解像度はもっと上げるべき」という提言が上がったことをきっかけに、経営陣だけでなく全員で特定領域への関心を持つために商談動画を見ようというムーブメントが起こっています。
※また、Zoomを立ち上げると商談が自動で録画開始され、商談終了後Zapierを通じてGoogleドライブにアップされる仕組みを整備しています。そのため、最新の商談動画はいつでも誰でも確認が可能な状況が整っています。

これらの一つ一つの積み重ねが、まだプロダクトローンチ2年超のバクラクシリーズが3,000社超ものお客様にその体験とともにご評価をいただいている理由なんだなと感じたトピックでした。

このトピックに関連したnoteとしては、先週末に出ていたyu-yaさんのこの記事が良かったです。エモいです。

3.大事にしていることの目線を揃え続ける

3点目は、「優先度を揃える」ということです。

これも、簡単なようですごく難しいことです。
実際私も前職のマネージャーを務めている際に、優先度や活動の意図をすり合わせきることが出来ず苦心した経験があります。
そのひとつの要因として、「日常的に優先度のすり合わせを行えなかったこと」があると思っています。

LayerXでは、4月が期初のタイミングということもありますが、優先度をすり合わせるための具体的なアクションが各所で起こっています。

  • 全員で今年優先すべき領域の動画を見て解像度を高める(先程記載した内容です)

  • 営業部のオフサイトMTGで今年の上期テーマをどう達成するかを議論し目線を合わせる

  • Slackの各所で「これは優先度を上げてやりましょう」「今はこの優先度をこういう理由で下げています」という会話が繰り広げられる

今度CS内でも直接接点は多くない領域の商談動画を
みんなでワイワイ見る会を実施します!

こういった活動と日々の1on1やマネージャー層でのアラインを通じて、今何に向かっているかがブレない組織が創られるのだと感じています。
ただ、変化の激しい事業環境なので、ぼーっとしているとすぐに現場での優先度がずれていきます。この営みは常に意識してやり続けなければなりません。すり合わせは一日にしてならず。これこそ全員での”凡事徹底”がなせる業でしょう。

あとは、優先度でいうと常にプロダクトが基点にあるということもLayerXが好きな理由のひとつですが、それを体現していると感じるのが毎週金曜夕方に実施されるレビュー会です。

レビュー会では、毎週(!)のプロダクトのアップデートを共有し、全体に対して機能自体や開発背景を周知するとともに、エンジニアの方々がデモをして全社で(お客様より一足先に)その様子に熱狂する会なのですが、これがマジで一体感あってサイコーなんです。
初めて参加した時はこんなにワクワクする会議体があって良いのかとなりました。全員が気持ち良く週末に迎える素晴らしいルーティンだと感じています。
先週のレビュー会でも取締役の@mosaさんがこだわりにこだわった機能をデモしてくださり、「これは必ずや届けきらねば…!」とむしろ健全なプレッシャーをいただいた気分になりました。

このように、全社でプロダクトを基点に考えるという優先度がすり合っているからこそ全員で熱狂することができ、お客様に届けることでフィードバックがいただけて、改善のサイクルが回り続け、お客様に価値を届け続けられるのだと思っています。

もちろん、まだまだ伸びしろだらけ

というふうに感動したことばかりを書いてきましたが、それ以上に社内には解くべき(解きがいのある)事業イシュー/組織拡大に伴うイシューなどがごろごろと転がっています。
もちろん私の所属するカスタマーセールスチームも増え続けるプロダクトの価値を最大限お客様に届けきるために超えるべきイシューが山積みです。そう。山積みです。w
※具体に興味ある方は以下の後神さんnoteも見てもらいつつ、ぜひ最後にぶら下げているopendoorよりお話しましょう!

そのような事業成長にとって超えねばならないイシューを全社一丸となって正しく解いていくための立ち戻るべきベースとして羅針盤があるんだな、と感じさせられる2週間でした。

一緒に文化と事業をアップデートしていきましょう!

以上、私が入社してから感じたLayerXの内部についてお伝えしてきました。自身もこれからどんどんこの文化自体をアップデートしてより良い組織にしていきたいと思っています。

代表のfukkyyさんも以下の記事で、文化は社員みんなの行動によって形作られるということをおっしゃっていました。

羅針盤の編集自体は私がしていますが、羅針盤に書かれている内容は私が決めたことではありません。また羅針盤に書かれていることは何かこのために作ったというものでもありません。私がLayerX社員の活動を日々観察する中で「いいなあ」「これは全員で真似したい行動だな」と思うものを言語化してまとめたものです。羅針盤の内容はLayerXの社員の行動そのものであり、内容としてはとてもボトムアップなものなのです。
(中略)
文化を形作ってるのは一人一人の従業員なのです。彼ら彼女らの高いプロ意識からなる、真似したくなる・賞賛したくなるような行動が「文化」なのです。

企業文化は「日々の行動」が言語化されたもの

今回挙げていったポイントを改めて見返すと、羅針盤に書いてある内容は何もしなくてもそこにある”状態”ではなく、関係する社員全員の日々の”行動”の賜物であることを感じていただけるのではないでしょうか?

ぜひこれをお読みのあなたも一緒に行動して文化をアップデートしていきながら、面白いイシューを解いていきませんか?
LayerXでは一緒に取り組む仲間を絶賛募集しています!
ご興味ある方もただ雑談したいだけの方も、お話大歓迎ですのでお気軽にお声がけくださいませ!
※カジュアル面談のタイトルはカスタマーセールス寄りになっていますが、話すテーマはこの記事で気になったことなどなんでもOKです!

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