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【心に聞く#2】自問自答するだけで本来の自分に戻れるしくみ

今日は「どうして心に聞くと、本来の自分に戻れるのか?」について書きます!

「なんで心に聞くだけで、自分の本心に気づいていけるわけ?」
不思議に思うところですよね。

ここには簡単な催眠テクニックと、「ミラーニューロン」というものが関係しています。

「心に聞く」のおさらい

そもそも、「心に聞く」とはなにか?
「心に聞く」は大嶋信頼先生が確立した、カンタンに無意識にアクセスできる方法です。

やり方は

・自問自答の問いの頭に、「心よ」と付ける。
・すると心から返事(声、言葉、イメージ、感覚など)が返ってくる。
・もし邪魔があったら、心に「心よ、邪魔を取ってください」とお願いして取り除く。

です。

このあたりは、前回の記事で解説しています!

結論から言うと、周りからの影響を排除して、自分の本心(無意識)に触れられるからです!

私たちは普段、他人の思考や感情に影響されている

そう。私たちは普段、他人の思考や感情に影響されて生きてるんです。

例えば、ニュースやSNSを見ているうちに、怒りがわいてきたことがありませんか?

SNSのトレンドを見て、誰かの炎上事件にたくさんの人が熱狂している姿に「うわ、この人ひどい!」「こんなことするなんて信じらんない!」といてもたってもいられなくなったり。
胸の奥がムカムカして、思わず自分も一言チクリと投稿してしまったり。

でも、後から振り返ったら、「別にそんなに目くじらを立てて怒ることもなかったな…?」って思うこともありませんか?

実はこの現象は、ニュースやメディアに限らず、私たちの日常生活のあらゆる場面で起きています。

まるで無線LANのように、他人の思考や感情が飛んできて、それに影響されているんです。

ミラーニューロンによって他人の感情が再現される

このしくみを説明するのに、「ミラーニューロン」というものがあります。
ミラーニューロンは神経細胞のひとつです。

1996年のある日、イタリアのパルマ大学でひとつの実験が行われていました。

実験者たちはマカグサルというサルの頭に電極を設置して、彼の行動と、活動する神経細胞の関連を調べていました。
サルがエサを取ろうとする動きのときに、どの神経細胞が活発に働くのかを記録していたんです。

すると、サル自身がエサを取るときに活発に動いていたニューロンが、実験者がエサを拾い上げるのをサルが見ていたときにも、同じように反応していることを発見しました。
サル自身はその動きをしていないにも関わらず、ですよ。

実験者たちはこの「人の真似をし、感じ取るニューロン」を「ミラーニューロン」と名付けました。

人の行動や感情を見て、まるで自分のことのように感じるニューロンがある。

つまり、人の感情や思考が、自分の脳の中のミラーニューロンが反応して再現されるんです
これが「他人の感情や思考が飛んでくる」のしくみです。

このことにより、私たちの自分自身の感覚は普段、覆われてしまいがちなのです。
空一面が雲に覆い隠されて、青空が見えなくなっているように。

最初のSNSの例えに戻しますね。もしかしたら、本当の自分自身は「そんなに怒ることかなぁ?」「別に私には関係のないことだなぁ…」くらいにしか思っていないかもしれません。

なのに、他の人の「こんなのひどい!」「許されない!」という怒りが飛んできて、それにどっぷり浸かって酔っぱらっていて、不必要な怒りに振り回されている可能性があるということなんです。

「心に聞く」は雲を散らして青空を見せてくれる

そんな状況で、「心に聞く」は、周りの影響(邪魔)を取って、ちゃんと自分の本心、青空につながることができるんです。
「心よ!」と言って、本心(無意識)に質問することで。

「心よ」という言葉は、メタファー(暗喩)です。
この方法を確立した大嶋先生と、先生のお師匠さんが見つけた、「短い言葉でも人は催眠状態に入れる」という発見から作られています。

この「心よ」は無意識を指名するためのタグとされています。

例えばクラスの授業で先生が「この問題が解ける子いる?」と聞くとします。そうしたら、何人かが我先に手を挙げるか、それか全員ためらって沈黙するかもしれません。先生側で答える生徒を選ぶことはできませんよね。

でも、もし「井上くん、この問題わかるかな?」と言ったら、明らかに話の先は「井上くん」に向かっていて、井上くんが答えることになりますね。

「心が聞く」でも同じです。

普段、私たちは自問自答をしますよね。
で、このときは「やっぱり資格取った方がいいのかなぁ」「なんで私はダメなんだろ?」となんとなく考えるだけです。
すると、その時に雲=他の人の思考・感情・価値観とつながって、思考が深まっていく。そうして、自分の本心とはまったく違う方向にどんどん進んでいってしまう。

それに対して「心に聞く」は、「心よ!」というタグを頭につけて、「今から『本心(無意識)』に向けて聞きますよ!」と指名してるんです。
さっきの井上くんのように。

よって雲をかき消して、青空を見ることができる。
自分の本心と対話して、気づくことができるんです。

SNSを見てイライラがわき上がってきても、「心よ、この怒りは私の感情?」と聞いたら、「違うよ!」という答えが返ってくるかもしれません。

まとめ

・「心に聞く」は自分の本心にアクセスする方法
・普段、私たちは他人の思考や感情に影響されている
・「心に聞く」はメタファーを使って、本心(無意識)に質問できる

大嶋先生いわく、「『心に聞く』は最強」「プロのカウンセラーの味をご家庭でも、という感じ」。

今日からすぐにでも、あなたの頼れるパートナーとなってくれます。
明日もまた書きますね!

読んでくださって、ありがとうございました🌛

(メモ:ポメラDM200+ノートPC…70分くらい)

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