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新嘗祭ご奉奏

新嘗祭ご奉奏。

写真2枚目が私ですが、
こんな瞬間を撮っていただけるとは思いませんでした。
これは、最後の一音をはじいた、フィニッシュの瞬間です。

新嘗祭にちなみ、
尊きあたりが、天地の恵みを受ける、民人の力の結晶たる実りの秋を、讃える御歌を選びました。

秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ
   我が衣手は 露に濡れつつ

〜『百人一首』第一首・天智天皇(と伝わる歌)

やつがほの たりほのうへに いたつきし
   ひとのちからも みゆるあきかな

さと人が とよ年いはふ こゑすなり
   いねのはつほを 神にささげて

〜昭憲皇太后御歌

今日のご奉奏は、心より気持ちよく歌えました。

まだ喉がむせる症状は完治していないながら、ご神前ではまったく喉がつかえることもなかった。
ただただご神意のみを感じて、歌に集中できたのが幸せでした。

実り豊けき稲荷大神の御前にて、
豊穣の歓びを歌える、光栄な新嘗祭でした。

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