「少年の春は惜しめども とどまらぬものなりければ」 なんて、痺れる語り出しから始まる 『狭衣物語』。 『源氏物語』に並ぶと評されつつ、読まれやすい翻刻本がないのは残念すぎる… 立春より、最初からじっくり読み味わっています。
読みたい本があって、 これを読み終わるまでは死にたくない…と思うことで、 読みたい楽しみという意欲により、自分が生きている意義を繋いでおけることもある。 最低限の生きる希望は、どんな小さな『好き』からも得られる気がした。