立春詣でと、美味しい言霊
立春大吉。
神奈川県某所の弁天堂へ、奏奉巡拝に参りました。
ささやかな、お寺の傍らの弁天堂ですが、
みごとな八臂弁財天像と十五童子の御像が安置されており、
通常は秘仏となっておられます。
正月から立春までご開帳…と記憶していたので参ったのですけれど、節分までだったらしく、すでに扉は閉ざされていました。
でも、ご開帳時でも人通りは少なく、地元のかたと、知る人ぞ知る感じのひっそりとした趣で、
あれほどご立派なお像でありながら、この密やかさが好きで、
私にとっては、とっておきの聖地になっています。
どこからともなく梅の香と、出処不明の鈴のねが、幻のように漂う中、
人が来ないのを幸いに、好天のもと、
弁財天様と心の中で語りながら、
気がつけば二時間超えて、奏で続けておりました。
さて、心満たされて帰りしな、
お腹も満たしたくて、直会のつもりで、最寄り駅の駅ビルに立ち寄り、
かねてから食べてみたかった、銀だこへ。
たこ焼きなんて、めったに食べることありません。私にはご馳走。
たま〜の贅沢と思って、クロワッサンたい焼きもデザートに。
オーダーして、手渡してくれる際に、
店員さんが「美味しく召し上がれますように」と言葉を添えてくれました。
なんて素敵な言葉でしょう!!
フードコート&ファストフードの趣が消えて、
スペシャルなご馳走感が増します。
本当に美味しい!!!
実は私、タコ焼きは好きだけれど、タコが苦手なんです。堅くて…
でも、こちらのタコ、大きいのにソーセージみたいに柔らかくて、すごく美味しい!
ひと口ごとに、頬張る幸福感がたまらない。
幸先のいい、立春の一日でした。
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