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産学連携の成功者

note70にちめ。きのうの聴講メモ。

東京大学TLO社長の山本貴史氏のご講演、「産学連携が成功している大学と成果が出ない大学の違い」を聴講しました。

導入は、米国の大学や研究機関が以前も現在も特許ライセンスでよく稼ぐこと、日本の大学はそれに及ばぬものの伸長傾向にあること、東大はずば抜けて稼いでいることを軽く。


つぎに、
東大TLOの他者との関係やはたらきが説明された。

発明者にも、産業界にもじかに接する。よく関係するところが特徴のよう。

発明者からは研究にかんする情報を吸い上げる。産業界からは課題感や市場感の情報を得て、また、特許の売り込みをかける。


そして、
発明から出願、ライセンスまでのフローが一般的な大学のそれと比較して説明された。

(誤)決済 → (正)決裁、ですね

最大の差は、評価のプロセスで、「発明評価委員会」なる定期的な会議でされるか、適時グループミーティングでされるか、という。

「発明評価委員会」には相当な思い入れ(悪しき方向の)があるご様子でした。

東京大学TLOのフローは
・決裁がスピーディ
・責任の所在が明確

このへんは、特許出願に限らぬこと。会社勤めにはうなずきたくなるかたも多いのでは。

冒頭「東大TLO = 機動力×顧客接点×情報発信」、
「機動力」とはこのスピーディ決裁をはじめとする仕事のはやさや小回りであって、「顧客接点」とは顧客たる産業界へのアプローチであり、「情報発信」とは成果の発信としての売り込みや、顧客ニーズと同大学の研究とのマッチングか。


お話テムポよく、聞き取りやすく、おもしろかったです。

これはホンの三分の一、あとに共同研究の段と起業支援の段が続いた。……けれどワタクシの執筆時間不足のためこれにて。ぴゅー。

(つづくかもしれない)

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