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日本全都道府県に行ってきた(スタート!)

前回の流れはここから。

9月27日

さて前回で触れたJRパスだが、この切符は国内では買えない(当たり前か)。
海外で購入手続き、支払いをした後にもらう引換証(バウチャーのようなもん)とパスポートを持参の上、JRの駅にて実際の切符に変えないといけない。

これが可能な駅は限られているが、幸い僕の地元は横浜市なので、横浜駅でスムーズに切符に引き換えてもらった。

これが、魔法の切符である。

さて、どこへ行くべか。

僕が考えていたのは、

「とりあえず稚内行くか」

…って、何がとりあえずだ!と突っ込まれそうな行き先だった。

でもま、21日の猶予があるし、これ以上お金払わんでもいいしなあ。

なぜ稚内?と言われると、答えは一つ。

「日本の最北端に行ってみたい」だ。

で、日本最北端の駅に行った後は、ぶらぶらと北海道、そして東北地方を旅して、パスの期限が切れる辺りに横浜の実家に戻ろうという計画だ。

僕は12月の半ばまで日本にいる予定だったのだが、もちろん北の方角を旅するのなら早めに行ったほうが楽だよな、というのも理由だった。

まずは西へ…?

記念すべき第一本目の列車は、新横浜から「ひかり」で新大阪まで。

久々の新幹線は、やっぱかっこいいよね!

「え、ちょっと待って?北に行くんじゃないの?」

と言われそうだが、帰国したというのに宝塚市に住んでいる親の顔も見ずに長期間放浪するのはさすがに親不孝だな、ということで、一泊だけでも行こう、と親孝行のフリをしたのだ。

途中、マウントフージーも見られ、外国人となった私はテンションが上ってしまった。

そして、新大阪から宝塚までも、快速電車にでも乗ればいいのに、追加料金ナシ!という特権をあざとく使い、わざわざ特急「こうのとり」に乗ってプシッとやってしまった。

親の家にはホントに一泊だけして(3年ぶりに元気な両親と会えたのはやはり正解だった)、翌日また折り返しで今度は東に行く「ひかり」へ。

この日はひたすらの移動日ということに決め、時間を調べてみると、なんと函館までその日のうちに行けてしまうということが判明。しかも、早朝朝一番の列車に乗らないとだめ、というほどでもないんですよね、これが。

切符に書いてある発着時刻にご注目。

いや、さすが新幹線。

出張帰りのサラリーマンのように昨日来たばかりの経路を戻り、こんどは東京駅で「はやぶさ」に乗り換える。

仙台、盛岡、新青森…とだんだん街の規模が小さくなり、ついに新幹線は青函トンネルへ!

青函トンネルは、入ってしまえば長い、長いトンネルにすぎないけど、その経緯に思いを馳せると、やはりうーんすごいね、となる。

そして、ばびゅーんと青函トンネルを出ると、ここは北海道!

正直景色はあまり変わらないけど、ついにここまで来たか~、と感慨深い。

いや、ホントに北海道着いちゃったよ

新函館北斗からは、乗り継ぎの電車にのってすぐ、函館駅。

まさに、

「はるばる来たぜ函館~!」

さすがにもう日は暮れていたけど、それでも夜の7時前でっせ。

「いやまあ、今朝は兵庫県にいたのに、今は北海道だよ。どうなってんだべ」

と不思議な気持ちだった。

この日は函館のホテルに泊った。しかも近くの居酒屋で飲む体力、時間まであったのだから、つくづく新幹線、恐るべし。

さて稚内には、いつ着けるのだろうか?

(つづく)

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