リゼロ 緋色姫譚 〜店舗特典ss〜
このお話は2021年9月25日発売の「Re:ゼロから始める異世界生活」の外伝であるEx5「緋色姫譚」の店舗特典のss(ショートストーリー)です。毎回恒例の3店舗の特典ssを紹介します。
今回の特典ssも例のごとく本編であるEx5のお話を踏まえた上でのお話になりますのでネタバレ注意です。
狼の国/弱者死すべき慈悲はない
ZEROプリシラ
こちらはとらのあな限定特典書き下ろしssです。
〜あらすじ〜
セリーナの部下であるバルロイとマイルズの会話で始まる。バルロイとマイルズはセリーナの指示でプリシラを捜索していた。森の中にある野盗の砦の中でプリシラを発見する。プリシラが辱めを受けてないかマイルズが心配するも杞憂に終わる。プリシラが砦にいたのは野盗は自分の部下だったからだと言う。
その後無事にプリシラをセリーナの元へ連れて行く。セリーナはドラクロイ家をまとめるのに苦労している時に友であるジョラーに助けられ恩を感じていた為、プリシラを助けるという友の最後の願いを聞き届けプリシラを国外逃亡させようとする。
プリシラを国外逃亡させる話をしよう…という所で終わったので非常に続きが気になる終わり方ですね。
〜登場人物〜
バルロイ・テメグリフ
セリーナの部下でマイルズを兄として慕う。後に九神将の『玖』となる。主にEx4で活躍する。
マイルズ
セリーナの部下である。他にもEx1に登場する。不死王の秘蹟の情報をヴォラキアへ持ち帰ろうとした所ラインハルトに跡形もなく焼かれて死亡する。
プリシラ編を時系列順で示すと以下の通り
紅蓮の残影→赫炎の剣狼→Before memories(OVA氷結の絆の特典小説)=緋色の別離→プリシラZERO→(6〜7年ぐらい空く)→短編集→本編
このお話はBefore memories(緋色の別離)のお話読んでると更に楽しめると思います。
セリーナの名言↓
「帝国民は精強たれと、その教えには反対した男だった。だが、時に人間は損得を抜きにして、その相手のために力を尽くしたいと思える友に出会えることがある」
狼の国/弱者死すべき慈悲はない
ZEROヴィンセント
こちらはメロンブックス限定特典書き下ろしssです。
〜あらすじ〜
皇帝に反旗を翻し帝都を攻撃するガオラン・ペイシット上級伯を迎え撃つべく三将であるズィクル・オスマンは帝都を防衛していた。逃げれば再起を計れるにも関わらずガオランは決死の覚悟で最後の攻撃を仕掛けるも地竜が矢の雨により力尽きる。そして地に降り立ったガオランの前に現れたのは新皇帝ヴィンセント・ヴォラキア。ヴィンセントに飛びかかるもガオランを一刀で斬り伏せたのはロウアン・セグムント。
場面は変わりヴィンセント、ロウアン、そしてベルステツの三人で今回の反乱の勝利と状況の把握のため、話していると『星詠み』と呼ばれる人物が現れる。今回の襲撃を予見しヴィンセントに伝えたのが彼だった。そしてヴィンセントは皇帝になってもそれで、全てが思うがままに好転するわけではないと自覚する。そしてそれに正しい形で足掻くのが、ヴィンセント・ヴォラキアのやり方だと自負する。
〜登場人物〜
『白雲公』ガオラン・ペイシット上級伯
愛竜は「フェイロン」という白馬のような飛竜。選帝の儀が終わり、「赫炎の剣狼」と同時期に九神将のいない帝都を襲撃する。
ズィクル・オスマン三将
この時はまだ三将。にも関わらず帝都を背負いガオランの迎撃という大役を任され防衛に成功する。
ロウアン・セグムント
ついに家名が判明する。27巻初登場で活躍も少ないにも関わらずキャラデザが決まっていた通りただのモブ役ではなく、やはりセシルスの家族(おそらく父親)だった。
酒飲みで息子が国の中で最強という点でラインハルトの父のハインケルと似通った点が多いですね。
ウビルク
魔眼族で主に赫炎の剣狼で登場する。ヴィンセントに「星詠み」と呼ばれていたが名前は公開されていない。7章でも彼がキーになるだろう。
ヴィンセント・ヴォラキア
選帝の儀を終えたものの、各地で反乱が起こり、九神将を各地に赴かせる。ウビルクの意見を取り入れ、ガオランに攻め込ませ、見せしめとして彼の部下を皆殺しにする。
狼の国/弱者死すべき慈悲はない
ZEROアラキア
こちらはゲーマーズ限定特典書き下ろしssです。
〜あらすじ〜
アラキア視点で語られる。
場面はアラキア特典セシルスが戦闘の訓練を終える所から始まる。アラキアの本気の奇襲を軽々受け止めるセシルス。戦闘を止めたのはチェシャと呼ばれる人物。
そこからセシルスとアラキアの会話が続くもアラキアはセシルスを「悪魔」のような嫌いな人だと感じる。そして常にプリシラの事が常に気になっていて、己の価値を示しプリシラとの再会を夢見ている。
〜解説〜
オボレル√で名前が出たアーニャはセシルス→アラキアの呼称でしたね。登場人物はセシルス、アラキア、オルバルト、チェシャ。チェシャはセシルス→チシャの呼称だった。読んでて普通に困惑するからやめてくれセシルス笑
以上店舗特典をざっくりと紹介しました。28巻は12月発売予定だそうですよ。