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エデュケーション

子供にとって、親は強烈なリーダー
大人になっても、その関係からは、そう易々とは逃れられない。親は「愛」「絆」と呼び、時に「支配」「呪縛」になっているとは気付かない。

著者Tara Westoverは過激な思想を持つ父親の影響で、小中高と学校へは通わせてもらえなかった。加えて、兄からの暴力に精神を病みつつも、他の兄の助けもあり、高校卒業程度認定の試験に合格し、大学へ入学。初めて出会う学問を乾いたスポンジのように吸収する。そしてケンブリッジ、ハーバードで学業を修め、歴史学の博士号を取る。

気持ちの良いサクセスストーリーではない。
壮絶なこれまでの人生を回顧録として残すことで自身を客観的に観察、整理しているように思える。彼女は現在34歳。家族とは縁を切ったが、未だに自問し続けているのだろう。

ちなみに博士の歌声は素晴らしい
https://youtu.be/-yyNI0DrDX4

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