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写真をはじめたころ その3

a7riiとPlanar 50mm f1.4 ZFを購入して以来、デジタルの世界に進んでいくかと思いきや、逆にフィルムの世界に進んでいきました。当時は、実家に住んでおり、台所が1ヶ所余っていたので、フィルムで自家現像をしていました。

週末はもっぱら写真撮影。

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イメージついたら撮影へ

家に帰って自家現像(お酒飲みながら)

という感じです。

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最初はこの組み合わせ。Nikomat FTnとPlanarです。

自家現像で一番難しいと思うのは「リール巻き」です。ぶっちゃけた話、リールにさえ、うまく巻くことができれば、現像はほぼ完了です。

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最初はモノクロからはじめました。こだわる人は厳密に温度や薬品の濃度を調整するようですが、全て適当にやっていました。

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おかげで、ある日は眠い絵がでたり、ある日はコンストラストがしゃっきりした絵がでたりと、一貫性のない自家現像でしたが、自家現像の一連の流れが楽しくて仕方がありませんでした。

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最初の頃は、モノクロだけを自家現像しており、カラーはお店に持っていっていたのですが、せっかちでめんどくさがりな僕は、現像が上がるまでの時間が待てず(田舎なので2日ぐらい待たされます)また、お店に行くのもめんどうだったので、カラーの自家現像にも手を出しました。

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いい加減にやっていたので、裏焼きになってますね。

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自家現像の敷居は高いと思われますが、実はそうでもないんです。

タンクやリールはメルカリやeBayで中古が揃います。

ちなみにタンクやリールはeBayで大量に出品されているのを購入し、いらない分はメルカリで売りました。実質無料でステンレスのタンクやリールが手に入ったので、良かったです。

フィルムピッカーは意外と安いです。薬品はどこで買ってたか忘れましたが、インターネットでかんたんに手に入ります。また、当時は業務用の富士フィルムが非常に安かったので、フィルムも安く手に入りました。

そして、肝心の現像ですが、白黒の場合は適当でも絵は出ます。よほど失敗しなければ大丈夫です。カラーの場合は色が狂うこともありますし、より丁寧に濃度の調整や温度管理をしないとだめなのですが、これも適当でどうにかなりますし、どうせPhotoshopでネガポジ反転するときに最終的な調整を行うので、多少はどうでもいいです。

写真撮影は、写真という結果を楽しむのも大事なのですが、写真を「得る」過程を楽しむのもよろしいかと思います。ぜひ、自家現像挑戦してみましょう。

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