『SDGs（持続可能な開発目標）』
今回紹介するのは，『SDGs（持続可能な開発目標）』（中公新書）です。著者は慶應大学教授の蟹江憲史さんです。
「SDGs」とは，“Sustainable Development Goals” の頭文字をとったもので，「持続可能な開発目標」と一般には訳されます。SDGsには，17の目標と169のターゲットがあります。
本書では，この17の目標と169のターゲットについて詳細を説明し，企業・自治体・我々個人がどのように取り組むべきかということについて述べられています。
「SDGsとは何か」や「現代の問題・課題を知る」のに役立つ一冊です。蟹江さんは，SDGsの第一人者で，SDGsのことをあまりわかっていない人でもわかるように，非常にわかりやすく解説しています。
「SDGsって何？」
と思っていても今さらなかなか聞けないと思っている人や
「もう一度，理念から捉え，現代社会の問題を考えたい」
という人にオススメです。
ちなみに，大学入試の英語長文では，「SDGsとは何か」という長文は出ないにせよ，この17の目標に関連する現代社会の諸問題をテーマとしたものは近年かなり出題されています。大学受験生や大学受験生を指導する人にとっても必読書といえるでしょう。