中秋の名月に思ふ日本のHIPHOPはいずこへ向かうか?
みなさん今晩は。お疲れ火曜日です。
今日は中秋の名月ですね〜。写真とは全く関係ないですが。w
本日は日本のHIPHOPはどこへ向かうのか?
いい意味でも悪い意味でもといううことで、考えたことを書いてみます
しばしお付き合い下さい。
では見出しから。
伝統と革新の狭間で:日本のHIPHOPの未来を考える
秋が深まる中、今年も中秋の名月がやってきました。
この夜、空を見上げると静かに輝く月が、
日本の文化と自然の美しさを改めて感じさせてくれる気がします。
しかし、その静寂の中にも、時折、ビートが頭をよぎる。
日本のHIPHOPシーンは、
この静かな月明かりの下でも、確実に進化を続けているということです。
日本のHIPHOPは、
そのスタート時から常に「伝統」と「革新」の間で揺れ動いてきた。
1980年代にアメリカのHIPHOP文化が日本に紹介されて以来、
日本独自の文化背景と融合し、
数多くのアーティストがそのフィールドを広げてきた。
90年代には、スチャダラパーやRHYMESTERといったアーティストが、アメリカのストリートカルチャーを吸収しながらも、日本語という言語をうまく使い、オリジナリティを生み出した。これが「伝統」の一部とも言える。
ここでお伝えしたいのが、3A BROTHERSの存在です。以下3AB
この3ABは(MC ICHI,後の1LOW私です。TAK THE RHYEME HEAD, INOVADER)で88'~91'まで東京のアングラシーンで活動していた日本語RAPの草分けでもある。
この対談で中盤にZEEBRA氏が語ってます。
しかし、近年の日本のHIPHOPシーンは、新たな波を迎えている。
「革新」とも言えるこの波は、
SNSやストリーミングサービスの普及により、
アーティストが自らの表現をより自由に、
そしてグローバルな舞台で発信できる時代を作り上げました。
特に若手アーティストたちは、
自分たちの音楽やリリックに対する独自の視点を持ち、
ジャンルの壁を越えるコラボレーションや新たな音楽スタイルを模索しています。
たとえば、
AwichやKOHHなどのアーティストは、
アメリカのHIPHOP文化のエッセンスを取り入れつつも、
日本のアイデンティティを強く押し出しています。
Awichの楽曲には沖縄文化が色濃く反映されており、
彼女のルーツを大切にしながらも、
国際的なHIPHOPのスタンダードに適応したスタイルを持つ。
一方、KOHHは、
自己表現の自由さを象徴する存在だ。
彼の音楽は、個人的な感情や経験を大胆にリリックに盛り込み、
日本のリスナーだけでなく、世界中のファンを魅了しています。
では、この「伝統」と「革新」の狭間にある日本のHIPHOPは、今後どの方向へ進んでいくのでしょうか?
一つの可能性として考えられるのは、
地域性や伝統的な日本文化とのさらなる融合です。
例えば、和楽器や邦楽の要素を取り入れたトラックや、
俳句や禅の哲学をリリックに反映させる動きが、
これからさらに増えるかもしれないですね。
日本のHIPHOPアーティストたちは、
ますます自国の歴史や美学を新たな形で表現することに挑戦していくのでは無いでしょうか?行かねばならないでしょう!
また、国際的な影響力の拡大も見逃せない。
昨晩はテレビ界のアカデミー賞と言われるエミー賞で、
俳優の真田広之さんが主演・プロデュースを務める『SHOGUN 将軍』が、作品賞など主要4部門を含む、18部門を受賞しました。
こういった流れは非常にこれからの日本のHIPHOPに最強な影響を与えるはずですし、これが世界戦に出るためのきっかけにもなります!
日本のHIPHOPは、
かつては国内市場に限られていたが、
今ではアジアや欧米のリスナーにも広がりつつあります。
このグローバル化の流れは、インターネットやストリーミングプラットフォームの力によって加速しており、
日本のアーティストたちは自らの作品を世界中に届けることができるようになりました。
これにより、国際的なアーティストとのコラボレーションや、世界的なトレンドとの融合も一層進むのでは無いでしょうか。ワクワクして来ます。
中秋の名月の下、
日本のHIPHOPシーンがどこへ向かうのかを考えると、その未来は明るく、そして多様な可能性を秘めています。
伝統を尊重しながらも、
革新を恐れず、新たな道を切り開いていく日本のHIPHOP。
月の光に照らされながら、その進化をこれからも見守っていきつつ、ぼくもまだまだ現役でバリバリにやって行きます!
今日はこの辺でお暇させていただきます。
明日もいい日や!なまんだぶ合掌
1LOW 釋一承 HIPHOP寺館長
ZULU NATION JAPAN