今月はこれで限界

　人生で一番ひどい数年だった。信じられないほど消耗して、驚くほど失った。まだ何かやる意味があるのか、と言われると言葉が出ないし、まだそれは続いている可能性すら高い。

　ただ、私はちゃんとやったと思う。後悔はない、と強がれるくらいには。ないわけがない、そんなことは当たり前だ。でも、どこで何をどうしたらこうならなかったのか、わからない。たぶん、人生に課せられた一つの課題みたいなものだったんだろう。おかげである種の能力は飛躍的に伸びた。

　失ったものを数えるのはやめた。

　でもさ、私の立場からちょっと言わせて欲しい。きみたち全員が、ほんのちょっとずつ善良でやさしかったら、こんな悲惨なことは起きなかった。そうだろ？　できたらさ、フリでもいいんだ、結果的にそうならそれは真実だから。とにかく、そろそろ食ってないし寝てないこと三日になる。いい加減だめだ、視界はぐるぐる回るし手足はびりびりして、ひりひりするちりちりがいや、もうギリギリじゃない。無理だ。薬を飲んで、眠らなければいけない。でもさ、こうも思うんだ。

　次はそうしようや。
　たのむよ。私も努力する。

　ごめんなさい、今月はこれで限界です。月末までかかって、やっとヤマを越えた。でも錯覚かもしれない、いつもそうだったから。でも、来月は書く。書きたいから。それはまだある。残っていて、本当によかった。

　ありがとう。
　また書くから。
　ごめんなさい。