毎日違った自分になる|コイン投げチャンピオンから学ぶ
最近よく話しているテーマ「チャレンジが大切」について、今日も書いてみます。
今日は、最近よく耳にする「ベーシックインカム」と「コイン投げ選手権のチャンピオン」という話を使って「なぜ、そんなにもチャレンジが大切なのか?」を説明します。
■ベーシックインカムが必要な理由
「ベーシックインカム」という言葉がメディア上を賑わせていることは知っていますよね?
その背景とか、メリット/デメリットは各自で勉強してください。
ものすごく簡単に説明すると、
金持ちにも貧乏人にも、おじいちゃんにも赤ちゃんにも、全員に政府が基本給を支払う
例えば、ベーシックインカムが1人あたり5万円だとすると、5人家族には毎月25万円が政府から支払われる
ということ。
「なんで?」って思いますよね。
この制度の理由、ボクなりにまとめるとこうなります。
①社会保障制度の悪用(生活保護の不正受給など)を減らすため
②新しい製品やサービスを生み出すことに注力させるため
ここで注目すべきは②です。こんな流れです。
世の中には「便利」が溢れかえっている
↓
不便のような「不」がないと新しい商品やサービスは生まれにくい
↓
並行して物価上昇は進んでいる
↓
日々の生活を楽にするためには、時間の掛かる新しい商品やサービスよりも、目先にすぐに金になりそうな商品やサービスの開発に走りがち
↓
だから、以前のようにイノベーションが起きにくくなっている
なので、ベーシックインカムを配布するということは、政府が、
日々の生活の心配は取り除いてやるから、みんなもっとイノベーションを起こすようなクリエイティブな仕事をやろうぜ!
と言いながら、みんなのチャレンジを後押しするということ。
どうやら、これは日本だけではなく、ヨーロッパでも議論されていて、実際にドイツでは一般市民を使った実験もスタートしているそうです。
国レベルで、もしくは地球レベルで
『イノベーションを起こすような「新しいチャレンジをする人」』
が求められている状況だと理解しています。
■コイン投げ選手権のチャンピオン
この話は「仕事は楽しいかね?」という本に書かれていたエピソードにボクが勝手に命名しただけです。
だから、オリジナルの話を知りたい方はこの本を読んでください。
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https://amzn.to/2H0ZP6D
仕事は楽しいかね? (きこ書房)
デイル・ドーテン (著), 野津智子 (翻訳)
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まず「コイン投げ選手権」を説明します。
ルールは簡単で
「コインを投げておもてが出たら勝ち。裏が出た人は退出して、最後まで残った人がチャンピオン」
これだけです。
これを1万人でやった場合、優勝するためには何回連続でおもてを出せば良いか分かりますか?
確率で言えば「5回連続おもて」で優勝できます。
これならできそうな気がしませんか!?
何回もチャレンジしていたら1回くらい「5回連続おもて」になりそうだと思いません!?
◆◆◆
実際に、1万人規模でやった場合、おそらく優勝者に対してメディアがインタビューに来るような気がしませんか?
「優勝の秘訣はなんですか?どんな工夫をしましたか?」とか。
世の中には、このレベルの成功者(実業家)って多いそうです。
そして同じようにメディアから成功の秘訣をインタビューされて自信満々に答えるのです。
「月曜日は赤いネクタイって決めているんです」みたいに。
◆◆◆
要するに、成功する人と成功しない人の差は、「努力の量」でも「能力」でもなく、コインを投げて5回連続でおもてを出したことがあるのか?もしくはないのか?の違いだけであるということ。
ここで言いたいことは
「コインを投げ続けたら、いつか必ず成功するよ」ではありません。
「コインを投げないと、確実に失敗するよ」です。
もっと簡単に言うと
「そもそもゲームに参加しないと成功の確率はいつまでもゼロ」
ということ。
■あなたが参加するべきゲームとは?
気になるのは
「じゃ、いま参加することが求められているゲームって何なのか?」
ですよね?
これが「ベーシックインカム」のところで最後に書いた内容です。
『イノベーションを起こすような「新しいチャレンジをする人」』が求められている
要するに、
「新しいチャンレジをし続けないと、あなたの成功の確率はゼロのまま」
ということです。
◆◆◆
最後に「仕事は楽しいかね?」に書いてあった仕事の目標の立て方を紹介して終わります。
ビジネスで成功したいならば、具体的な夢とか目標なんかどうでもいい。目標はただ、「毎日、違った自分になる」に設定しておけばいい。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。