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日本は中国の眼中に入っていないという現実|隣の島国より、隣の大陸

なんか、このタイトルやばいかも?とドキドキしています。単純に中国に滞在している時間が長いだけのビジネスパーソンの感想です...

タイトルにある「眼中」は「目標とする国」という意味です。

各論で言えば「眼中」に入っているものもあります。

例えば、観光地とか料理とか。


でも「大多数が」という総論で言えば、アメリカ大陸しか視野に入ってないように見えます。

ボクは2007年に初めて中国を訪問してから、これまで2000日以上を現地で生活しながら会社の製品を売るというビジネスをやっています。

そんなボクが現地で見聞きして「日本なんて意識されていないわー。日本人は思い上がってるわー。」と感じた事例を書きます。

■中国に対する間違った偏見

中国に行ってみて初めて知った

「中国に対して持っていた間違った偏見」

ってこんなのがありました。

アニメとかゲームコンテンツをパクっていると聞いている。反日教育とか言っているけど、実はみんな日本が好き。
中国は技術面で遅れている。だから、隣国の日本のことをうらやましく思いそれが嫉妬につながっている。

この偏見、当たっている部分もあるけど、大枠では「大間違い」でした。

◆◆◆

例えば、実際には

日本のアニメとかファミコンを違法に手に入れて遊んでいた。
だから日本語が話せる。

という中国人も少なくはありませんでした。

最近は中国で作られたコンテンツが充実してきたので日本のコンテンツに興味を持つ人が減ってきた。だから過去形です。

でも、これは

同じ東アジア人で見た目が近いから感情移入しやすかった

距離的に近いから入手しやすかった

というのが大きな理由で、日本が好きとかそんなのは関係なさそうです。

◆◆◆

見た目とか気候が近いということはあると思うんだけど、そもそも大陸文化と島国文化というとてつもなく大きな違いがあります。

これを見落としている、もしくはそんなに大きな差と理解していない人は多いのではないでしょうか。

でも、乱暴に言い切ると、島国日本って中国から見ると技術的に進んでいたとしてもその技術以外は参考になりません。

だから、同じ大陸文化のアメリカを意識しまくっていたと思います。


例えば、自動車のCM。

2007年ころの中国のTVを思い出せる方は思い出して欲しいのですが、こんな背景の前で取られたCMがやたらと多くなかったですか?

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逆にこんなCM、日本ではあまり見かけなかったですよね。

もちろん、アメリカに行くとこんなCMがいっぱい。

この事実に気付いた時

「あ~、この人たち、日本なんか見てないわ」

って思いました。

「ボクも含めた日本人って思い上がってるわ」

とも。

■ショッピングモールもデカイ

そんな目線を持ちながら中国で生活していると、彼らのスケールの大きさを感じるところがいっぱいでした。

その例の1つとしてゲームセンターで驚いた話を紹介します。

ドラムマニアってゲーム知ってますか?

曲に乗って画面に流れてくるアイコンに合わせて、ジャストのタイミングでドラムを叩くというゲームです。

日本だと、そのゲームに使われているのは電子ドラムの縮小版みたいなものです。

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実際にドラムを叩いていた人間からすると全然リアルを感じられない形状だし、そんなフレーズ叩かんわ!ってゲームなんです。

ところが、中国では似たようなゲームがリアルドラムで実装されているんです!

もうね、音が違うんです。

生ドラムなのでゲームやってる間ずっと

「ドン!ドン!パン!」

「バシャーン!!」

みたいな(笑)

しかも、そんなドラムの音が気にならないくらいゲーセンは広いし、他のゲーム機の音もデカイ。

ちなみに、このゲーム機、カルフールの地下1階のゲーセンに設置されていました。

だけど地下1階とはいえ、地上1階とは吹き抜けでつながっているセンターホールにあったのです。

こんなの、日本のショッピングモールにあるゲーセンでは許されないですよね...

ほんとにしょーもない話なんだけど、こんなとこにも中国のスケールのデカさを感じたという話です。

こんなスケールの中国人からすると、やっぱり日本人なんて眼中に入らない気がするんです。

君の立場になれば、君が正しいし、僕の立場になれば、僕が正しい
(ボブ・ディラン)

最後まで読んで頂きありがとうございました。


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