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海外の人と仲良くなれる人、なれない人

China_はじめに

他人と仲良くなるためには、お互いの欠点も含めて共感し合うことが大切ですよね。

ところが、海外の人と共感し合うことってめちゃくちゃ難しい!!

海外営業14年目のボクでも未だにそう思う。

とはいえ、中国に2000日以上滞在して気づいた、ちょっとした工夫はあるので、それをお伝えします。


簡単に言えば、違う国同士の人間がお互いの国の話をする時は

相手の国の良いところ、自国の悪いところ

に絞る。

これ、めっちゃ大事です!


海外向けにビジネスを展開されている方はよく

宗教と歴史の話はするな

と言われます。

でも、ビジネスライクな関係で終わらず、一歩踏み込んだ関係になるためには避けることはできないですよね。

そんなややこしい時でも

相手の国の良いところ、自国の悪いところ

にさえ絞っておけばモメごとから逃れられます!

■他人のあら探しってやりがちです

人間に置き換えると分かりやすいと思いますが、他人のあらは見つけやすいし、ついつい指摘したくなりますよね。

でも、そんな指摘をされてうれしい人なんかいません。

それに、あらを指摘されたとしても、それをきっかけにして改善する人っていません。

人間同士でもこんなんだから、国同士はもっとややこしい...

例えば、ある中国人が

「日本(人)の✕✕✕なところって良くない」

と言ってきたら・・・

絶対に「イラッ」とします!

そして「そうだね!じゃ、✕✕✕を改善しよう」なんて共感できません。

そもそも、国レベルの話をされても、ボクたち個人にはどうしようもないですし。

「あら探し」って言い換えると

「不利益になることはあっても利益にならない」

無駄な話ってことです。


■外国人と仲良くなるための3つの注意事項

これを踏まえて気をつけていることは3つです。

① 相手の国のあら探しはしないし、見つけても絶対に言わない
② 相手の国の良いところだけを話す
③ 自国の悪いところを話す

これを徹底していると、

相手は悪い気分にならないし、

今まで知らなかったこちらの良いところに気づくこともあります。

さらに、何となくお互い一歩踏み込んで話すことができるようになります。

◆◆◆

実際にあった、中国人との会話はこんな感じです。

中)日本って本当にキレイな国ですね

日)キレイな所もあるけど、汚い所もあるよ

中)いや、道路脇にゴミが少ないです・・・★A

日)でも、日本は公衆トイレが汚いよ

中)中国の公衆トイレも汚いです

日)いや、中国は掃除する人がいるからキレイだよ・・・★B


この会話の構成を簡単にまとめるとこんな感じです。

①中国人 → 日本 を褒める

②日本人が「日本の欠点」をさらけ出す

③中国人が「中国の欠点」をさらけ出す

④日本人 → 中国 のことを褒める

そして、褒められた時に、今まで気付かなかった自国の良いところに気付いて嬉しくなっています。

★A:日本人は、なんで日本がキレイと言われるのか?が分かっていなかった。でも確かに道路脇はキレイかも?と気付いた瞬間
★B:中国人は、中国は汚いと思っていたけど、言われてみると確かに中国の公衆トイレはずっと掃除されていてキレイだ、と気付いた瞬間

◆◆◆

いまは一時的に減っていますが、いずれ海外の人が日本にたくさん来てくれる日は戻ってきます。

そんな時に、この記事の話を思い出して、仲良くなれる外国の友達を作ってもらえると嬉しいです。


最後まで読んで頂きありがとうございました。


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「読まれる文章」になるためのひと工夫
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◆取り入れた工夫

タイトルに「何かと何かを比較する」手法を取り入れた。

例)

海外の人と仲良くなれる人、なれない人


◆取り入れる狙い

「何かと何かを比較する」ことは、興味を引くための効果的な表現方法。

これによって、読者の興味を引く「ギャップ」を生み出すことができる。

『金持ち父さん、貧乏父さん』のように「望ましいもの」と「望ましくないもの」を対比させられると「そのギャップはどこにあるのか?」と自然に知りたくなる。



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