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「生きるため、そしてメシを食うため」これ以外に働く理由は必要か?
ボクは高校生の頃から「海外で生活したい」という憧れを持っていました。
色んな理由があって「憧れ」だけで終わるはずでした。
でも「辛抱できん!」と「憧れ」を「現実」に変える行動に出たら、価値感が大きく変わったのです。
具体的には「モチベーション向上」に興味津々だったワカモノが
仕事するのにモチベーションなんか要らん!働く理由は食うため。以上!!
みたいな、真逆の価値感を持つようになったのです。
その経験を元にして、すでに言いつくされた言葉
若いうちに海外に行った方が良い
を伝えようと思います。
■海外に憧れた理由
子供の頃に海外に憧れた理由を簡単にまとめると
海外の文化や雰囲気に触れる機会が多かったので、実際に体験したいという憧れに変わった
ということになります。
近くにスウェーデン人家族が住んでいて小学生の頃からヨーロッパ文化に触れていた
中学校のクラスの2割が海外留学していた
「海の向こうで暮らしてみれば」というTV番組にハマっていた
田舎に住んでいた割には、海外文化に触れる機会は多かったと思います。
ただ、恥ずかしい話、両親が心配性で海外に住むどころか、海外旅行さえ難しいような環境でもありました。
■実際に行ってみて学んだこと
2007年に「海外駐在したい!」という思いが爆発してしまい、転職→中国駐在ということになりました。
その時に学んだこと、というか感じたことで1番インパクトが大きかったこと。それは、
仕事にモチベーションなんて要らないんじゃない?
生きるため、そしてメシを食うために働いてるんでしょ?
ってことです。
◆◆◆
転職するまで大手電器メーカで働いていたボクは、仕事をするためにはモチベーションが必要と信じていました。
刷り込まれていた、というのが正しいのかも知れないけど。
そのメーカでは月に1度、部会という部のメンバが全員揃う会議がありました。
そこでは2~3ヶ月に一度「モチベーション」が議題に挙げられてみんなで真剣に話し合っていました。
みんな、何のために働いてるの?
仕事に対するモチベーションが上がらないのは会社側のせいだ
みんなどうやってモチベーションを上げているの?
みたいな。
こんな考え方が当たり前だと思っていたボクは中国に行って衝撃を受けました。
◆◆◆
例えば、香港と中国大陸をつなぐイミグレの1つ、ローフー(罗湖)という街で見たこと。
13年前のここ、ホントにヤバかったです。
「危険」ていう意味でのヤバさ。
ひったくり、置き引きは当たり前。
エスカレーターで足をナイフで切られた人っていっぱいいました。
ズボンの後ろポケットだけ切って、そこに入ってる財布を取る目的なんだけど、失敗して足を切られる、って状況
こんな犯罪行為を正当化するつもりはないですよ。
ただ、そんな「金が欲しい、金が欲しい」って目つきで、汚い地面に座り込む10代の男の子たちを見てると
「金を稼ぐのにモチベーションって必要?」
って思っちゃいました。
「生きるために、金を稼ぐために働く」これ以外に理由を求めないと仕事ができないって、ただの甘えだよなー、って思ったのです。
この価値感、若いうちに身に付いていたら20代の社会人生活ってもっと充実させられたと思います。
だって、「なんで働くの?」って考えながら仕事しているよりも、当たり前のように仕事している方がスキルアップは早いから。
だから、自分の子供には若い時からの海外生活を経験させようと考えています。
もちろん、これ以外にも変わってしまった価値感とか、価値感を変えたできごと、はたくさんあります。
追って、ここで紹介していきます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。