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他人の成功を一緒に喜ぶこと。これって大きなギブ
「あれ、おれ」おじさんってめちゃくちゃダサいと思います。
「あれ、おれがやったプロジェクト」
「あれ、おれが作った商品」
「あれ、おれのアイデア」
と、後輩をつかまえては自分の過去の栄光を自慢しまくっているおじさんのことです。
だけど、そんなおじさんがいる職場で働いている人もダサいと思っています。
だって、おじさんの周りの人がそんな空気を作ってしまっているのだから。
もっと言えば、そんな職場にしてしまっているリーダーが1番ダサい。
いい空気の職場って
「あれ、かれがやったプロジェクト」
「あれ、かれが作った商品」
「あれ、かれのアイデア」
と「本人が言いにくいこと」とか、「本人が主張したらダサいこと」を代わりに主張する人がたくさんいます。
そして、みんなで一緒に喜んであげています。
こんな大事なことに気づかずに、そんな空気作りをしないマネージャーが何よりも、誰よりもダサい、という話です。
■「あれ、おれ」はモラルハザードの元凶
「あれ、おれ」が当たり前になると、「部下の手柄を横取りする事件」のきっかけになります。
そうなると、究極的には
「失敗は部下のせい。成功は俺のおかげ」
という職場のモラルハザードが発生します。
こんな事態、マネージャーとしては、絶対に避けなければいけませんよね。
■「あれ、おれ」自慢に憧れたエンジニア時代
ぼくは大学卒業後すぐに、SEとして携帯電話のシステム開発を始めました。
あの頃のぼくのモチベーションって「世界初のあれ、おれの仕事」というセリフを言いたいってこと。
雑誌とかWebメディアで「開発苦労ばなし」のインタビューを受けることを夢に見ていました(笑)
いま思えば小さい夢ですよね…
だから小粒なエンジニアで終わってしまったのかな?って思います。
でも、もしもあの時のチームが
他人の「小さい成功」でもみんなで喜ぶ空気を持っていれば
そして
「あれ、かれの成果だよ」ってホメ合える空気を持っていたならば
もっと、のびのびと面白い開発が出来ていたのかも?なんてことを考えます。
◆◆◆
いまのぼくは海外営業部長として、職場の風土改革にも責任を負う立場です。
「あれ、おれ」じゃなくて「あれ、かれ」をみんなが言い合える、そんなギブの精神にあふれた職場風土を目指します。
最後まで読んで頂きありがとうございました。