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必要が教えてくれるさ

起きたら体重をはかり、ティファールを60度の設定にしてカップ一杯分のお湯をわかす。
窓を開けて換気。洗顔。やがて出来上がった白湯で薬を飲む。
最近、朝のラジオ体操(第一)を始めた。YouTubeにNHKが上げている動画で。
ラジオ体操のカードみたいにカレンダーに「済」のスタンプを押せるアプリを取って、三日坊主を脱したので書いてみた。
改めてカフェオレをいれて、ちびちび飲みながら本を読む。
区切りがついたら、こうしてnoteを書く。
ざっとこんな流れが、このところのモーニングルーティン。

アラフォーにさしかかり、なるほど人は必要があって事を始めるものなのだ、と実感する。
朝の白湯も、ラジオ体操も、「意識高い人のなんとなく良さげな朝活」だとかつては思ってた。
いいえ、起き抜けに冷たいものは飲みたくなくなるものなんです。
お茶もいいけど、手間で言うと白湯が最適なんです。
そしてラジオ体操も、引きこもってると体が固まるんです。
あえて動かしたくなるんです。そうしないと危機を感じるんです。
そう主張しておこう、かつての私へ。
私は長年のアトピーで、この時期になると乾燥がちで特に背中が痒くなるんだけど、掻いたり塗り薬を塗ったりするために後ろに回す腕と肩が痛むことがままある。
うう、痒いのは孫の手でなんとかなるにしても、薬を塗るのに難儀するのは困る。
意識して、しょっちゅう肩を回すようになった。肘で円を描くように、前に後ろにぐるぐると。
前述の通りラジオ体操もする傍ら、ストレッチ動画もよく検索しては試している。
胸を開いたり、太ももを伸ばしたり、日常生活にない動きが痛気持ちいい。
朝晩のストレッチが欠かせない、とコメント欄で熱弁する人の気持ちがわかるようになった。

年齢を重ねている証に、そうした兆候はこの先も増えていくのだろう。
対策に過剰に戸惑うことはない。誰もが通る道で、探せば先人の教えはある。
「必要が教えてくれるさ」と、「十五少年漂流記」で主人公ブリアンがゴードンに言う場面がある。本当にその通りだなあ。

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