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なんとなく読んだ子育て本で涙が溢れてきた話


ある飲食店を予約し、1時間待ちだったので近くのBOOK OFFで時間を潰そうと店に入り、なんでもいいから本を読もうと思い立った。


そうだ、普段読まない本を読もう!


そんなある思いつきから『子育て』というジャンルの棚にたどり着いた。


「結婚もできないと思ってる俺にはまだまだ早すぎるよな…」と思いながら本を開いてみる。


まず、1ページ余白なく、たくさんの情報で埋まっていることに驚いた。どのページを開いてもページいっぱいに子育てに関することが書かれている。


子育ては簡単じゃない。そんな当たり前のことを私はこの本を読んで認識した。

最近Xで「オムツ替えは子育ての中でも簡単な方」というようなポストを見た。「またXあるあるの誇張表現か」なんて思ってすぐにスワイプしたのを思い出した。

あのポストは間違っていなかった。子育てはとても難しい。


子育ての本は新しい情報ばかりで僕の好奇心を掻き立てていった。離乳食のこと、家具の安全のこと、イヤイヤ期のこと、知らない情報ばかりで面白い。

読み進めていく中で本の内容と自分を重ねていった。「俺ってこんなに大事にされて育てられたのか」、そんな思いが込み上げてきた。

普段も父と母にはもちろん感謝はあった。何も不自由なく、今の生活を送れているのは父と母とおかげだと思っている。

今回、本を読んでさらに、赤ちゃんだった何もできないような僕をここまで成長させてくれたのは父と母の存在が大きいことを知った。

19年はとても長い時間だと思う。そんな長い時間を、僕に費やしてくれた感謝の気持ちが溢れ、涙が出てきた。10日の旅の途中で起きた出来事だった。家に帰ったら言おう。

ありがとう。と

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