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発達支援コラム

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子育ての大切な「本質」を追求していくコラムです。
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#子育て

発達支援コラム「一周まわって思うこと。」

「私はもう、あの努力はできないなぁ。」 というほど、 がむしゃらららに 考えて、学んで、考えて、やってみるを ひたすら繰り返している時がありました。 今も、学ぶのをやめているわけではないので 本も読みます。話も聞きます。 インプットをやめた訳ではないのですが、 心というか 一周まわった。 ・・・気がします。 子どもたちに対して、 ずっとこう思っていました。 「この子たちに必要なことってなんだろう。」 あれも必要。 これも必要。 これはいらない。

「発達支援コラム 子どもの伸び代の活かし方は環境による話」

新年度の4月に向けて面談やアセスメントを日々 していて、思うことがあったので ちょっと書いてみようかなと思います。 新年度、私は担当外なのですが グループ指導で何名か新規募集します。 ということで はじめましてのお子さんが数名いました。 私自身、個別指導はもう何年も はじめましてのお子さんがいませんので、 そんな「はじめまして」のお子さんは久しぶり。 おもしろいなぁ、どんな人かなぁと 少し遊んでいると 「ここをこうしたら伸びるな。」 「能力あるけど、

「発達支援コラム 平均になるために生まれたわけじゃない、おはなし」

児童デイサービスにおいての 訓練、療育、ということばが どうやっても好きになれなくて 引っかかるワード上位です。 同じようにこのワードに引っかかる人が 周りに集まっている気がします。 ですので、 『訓練が必要ですよ!お父さんお母さん!』と 未だに言う人は、もういないのでは? と錯覚することがありますが、 まだまだ現状ではいるそうです。 『〇〇したら〇〇になる』 というマルチなセールスには、 いったん、 【はてな】を浮かべるほうが いいのではと思い

「発達支援コラム 心育て 『よいこってなんだろう』」

私が、20年ほど前、 クラス担任をしていたころ、 引っ込み思案の男の子がいて、 いつも気にかけていました。 毎日、ちょこっとしゃべりにいく。 ある日、彼にあだ名を なんとなくつけました。 『よっしー』 それが彼にはすごく嬉しかったようで その気持ちが伝染したのか、 同じ班の子が 『よっしー⭐️』と言うので ものすごく嬉しそうにしていました。 ある日、彼は、 画用紙の裏に 『よっしー』 と自分で名前を書きました。 『おおっ♡それいーねぇ。』

「発達支援コラム マッチングをするワケのはなし」

良育の中でも、早い段階から練習課題に入るマッチング。 なぜマッチングが早い段階で 取り入れられるかと言うと、 「簡単だからスタートする」 だけではなく、 日常生活の中で、 非常に登場回数が多いスキルだからです。 ということは、 日常生活の基礎になる概念ということです。 できる・わかることで 安心して過ごせることが増えます。 できることも増えます。 マッチングの効果「お片付け」 まずはじめにできるようになることの 一つではないでしょうか。 トーマス

「発達支援コラム 「答え合わせ」の重要性と潜在的カリキュラムほどムズカシイはなし」

直感的にわかりにくい? 答え合わせは暗黙のルール・潜在的カリキュラム。 すごく詳しく教えてもらった人は別として やり方知らなかった、やる意図がわからなかったという お子さんが多いです。 「評価」と感じて嫌いな人も。 暗黙のルールは学校生活や園生活、 社会生活や日常の中で多くあります。 学習カリキュラムなどとは違って 生活する上で存在するルールです。 規則・規律・慣例の3つからなりますが 「上靴で過ごすところと下靴で過ごすところの境目」 「学校ではチャイ

「発達支援コラム サポートブックのススメ」

「サポートブック」子どもが安心して過ごせる味方。 それがサポートブック。 はじめましての人。 はじめましての場所。 そんな時にお渡しします。 障がいをお持ちのお子さんにとって、 「知ってもらう」「わかってもらう」ことはとても重要。 からだの面では、  命に関わることもたくさんあります。 食事や水分補給ひとつで 命に関わることもあります。 骨が折れやすいなどしっかり 体の状態を知っておく必要もあります。 アレルギーが出たときに どう対応するかも命に関

はじめまして。障がいのあるお子さんのための良育研究所 kidstone Laboです。

note×『良育研究所kidstone Labo』 障がいのあるお子さんの子育てに関わる ひとりの大人の言葉を発信する場として   不定期ではありますが noteでは「発達コラム」という形で 残していこうと考えています。 ふと気付くと いつの間にか 支援に浸かっていました。 自分でも不思議です。 運ばれた感覚でいます。 ただ、施設経営、運営をしているにも 関わらず、 「THE 福祉」に苦手意識を持っています。 多分、おかしなひとです。 その中のひ