鍋島、そして教養としての日本酒。
夜遅く無性にたこ焼きが食べたくなり、作った。しかし冷凍蛸が思いの外小さく、実はこの写真のたこ焼きには蛸が入っていない、というのが真実である。代わりに大量の紅ショウガを投入した。囓ると恐ろしいほどの酸味が口の中に広がる。ああ、これを中和するには、穏やかな味わいの日本酒しかない。
で、佐賀の銘酒と合わせてみた。タコ無し焼き&鍋島。これが当たりである。タコ無し焼きの酸味と鍋島の旨みが抜群の化学反応を示してくれる。そう考えたら、タコ焼きの蛸はいらない。むしろチープなこちらのの方がいいのではないか。要はショウガなんだけどw
よし、これからは蛸を入れることはやめよう。と決意したのが平日夜中の0時30分。ステイホームにも関わらずちっとも健康にならないのは、酒で調子づいてしまう性格が災いしている。しかし、夜中に吉田類やら太田和彦の番組を見たり、日本酒本を読んでしまうと、この衝動は抑えられないものになる。
で、この本を相棒としたのだが、予想通り酒が進む。タイトルはベタだが、何度も読み返すことが多く、気づきを与えてくれる本だ。ブランドごとにストーリーや味わいが丁寧に描かれていて、日本酒愛が伝わってくる。
昨年職場を無理矢理巻き込んだ、日本酒プレゼンテーションに最大限活用した。この1冊を読んだら、世界規模でどのような日本酒が飲まれているかトレンドを把握できる。この本のおかげで、また日本酒を買ってしまう負のスパイラルから抜け出せずにいるw