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長月|September



コラム |9月入学

米国、カナダ、ヨーロッパ諸国、ロシア、中国など多くの国では9月入学。9月新学期制度は、9世紀のビクトリア朝時代の英国からはじまったと言われており、農業の収穫時期にあわせた学校制度で、夏の繁忙期を終えた9月が新学期に。日本では明治初期、西洋の教育が導入され、9月入学が主流となりましたが、後に会計年度の導入に伴って師範学校から他の学校へと4月入学になっていきました。4月入学制度は就職時期との兼ね合い、留学国との時期のズレなど賛否両論の現状です。

医療情報|なぜか辛いオトコの老後~テストステロンが鍵

元気がなくなり(男性更年期障害:LOH症候群
頭は薄くなり(薄毛:AGA)
性欲も機能も落ち(ED)
オシッコまで漏れる(前立腺)。
中高年男性に訪れる変化です。これらには様々な要因が関わっていますが、なかでも男性ホルモン=テストステロンが大きな関わりを持っています。
テストステロンは男性にとってのエネルギーの源であり、筋肉の成長や性機能、骨密度の維持に欠かせない重要な役割を果たしています。若い時は、十分なテストステロンレベルにより、十分な筋肉、安定した睡眠、心臓血管の健康を維持していました。
しかし、40歳を超えた頃よりテストステロンは徐々に低下していきます。それにより、精神的、身体的、性的面の活力が低下してきます。ひどくなると抑うつ状態が起こり通常の生活維持が出来なくなることもあり、中高年の健康に大きく関わることとなります。
テストステロンの低下を早く見つける所見として、睡眠が浅い、イライラする、心配事が増えた、ぼっーとしていると言われる、病院に行くほどではないが不調が続くなどがあります。思い当たる症状がございましたらテストステロンを測定してみませんか?
男性更年期専門外来にご相談下さい。
<参考サイト:50歳からのオトコのトリセツ>
https://over50yo.com/

健康オタク |握力と健康寿命

一般的に、握力が強い人は寿命が長い傾向があるとされていますがなぜでしょうか。
握力と死亡率の関連を調査し分析した結果で、握力の低いグループと比較して、高いグループでは、全死因および心血管疾患に関連する死亡リスクが低下することが示されています。(British Medical Journal,2010参照)また文部科学省の「体力・運動能力調査」の概要からも死亡率の高い高齢者は握力が低いことを報告しています。これらのことから、握力が高いと寿命が長いことが示唆され、サルコペニアの診断基準の1つと考えられます。
さらに九州大学大学院医学研究班が50年以上にわたって行っている、福岡県久山町の住民を対象にした大規模な疫学調査でも、握力が低下すると寿命が短くなるという結果が発表されています。
サルコペニアとは・・・筋肉量や筋力の減少を指す医学的な用語です。主に年齢とともに進行する筋肉の減少と筋力の低下を指し、身体の機能低下や転倒や骨折のリスクの増加など、さまざまな健康問題に関連しています。
握力の基準値(サルコペニアの診断基準)日本人男性:25kg以下、女性:20kg以下

【日々の生活で筋力アップ】
健康な生活習慣の維持、適切な運動、バランスの取れた食事、脳に刺激を与えること。ホームセンターでも売っている握力を鍛えるハンドグリッパーで握力をアップすることもできますが、実は握力は身体全体の筋肉量と相関するので、大きな筋肉の太腿をスクワットで鍛えていくと、不思議と握力が効率的にアップしていきます。
身体に痛みなどがある場合は医師と相談し、ゆっくりとしたスクワットから始めましょう。

参考|筋力アップのためにとりたい栄養素

筋力アップに必須なホルモン:テストステロン
加齢とともに不足しがちになる栄養素:亜鉛+ビタミンD
身体を整えるビタミン群:ビタミンB、C、ナイアシン

男性ホルモンの合成を担う亜鉛|EDと亜鉛の関係
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EDには亜鉛です|根本から整える

50歳からのお食事|摂取すべき7つの栄養素

50歳からのオトコのトリセツ


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