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# Swimmyの「事業内容」と「これから」

徹底的に生徒に向き合うことを大事にしている「Swimmyの水泳指導」。なぜそこまで「個」を大事にされているのでしょうか。その背景や、その水泳教室の今後の展望を代表の菅原優さんにお聞きしました。

菅原優 プロフィール
水泳教育者。Swimmy(株)代表取締役。1987年、広島県生まれ。東京学芸大学教育学部生涯スポーツ専攻卒業。マンツーマンで300人以上の子どもに水泳を教え、延べレッスン数は3000回を超える。スポーツ庁委託事業やクラウドファンディングにて、発達障がい児を対象とした水泳教室を開催。同時に東京学芸大学と共同研究を実施する。「日経xwoma DUAL」にて「水泳で子どもの生きる力を伸ばす」を連載。著書には『子どもに必要な能力はすべて水泳で身につく』(かんき出版)がある。

インタビュアー:よろしくおねがいします!まずはSwimmyの水泳個人レッスン・水泳教室の、他社との違いから教えていただいてもいいでしょうか。

菅原:Swimmyでは水泳を子どもたちに教えるだけではなく、その水泳を教えた先に子どもたちが「生きるための力」をつけていくという点に焦点を当てています。そこが、他のスイミングスクールと違う部分です。もちろん子ども達の泳力を伸ばすことも大切ですが、その上で子どもたちが、考える力だったり、自分で行動していくような力を身に付けさせられるように取り組んでいます。

インタビュアー:なるほど。実際にその「生きる力」を身につけていただけるような事業活動としてのこれまでの実績でいうと、そういったものがあるのでしょうか。

菅原:生きる力の一つに自己肯定感があると考えているのですが、発達障害児への水泳指導を行うと、8割以上の子ども達が「自信がついた」と回答してくれています。
その他の事業実績でいうと、東京学芸大学と一緒に共同研究を行ったり、スポーツ庁の委託事業を実施しています。また、クラウドファンディングで134名の方から150万円以上支援をいただいて、発達障害児の水泳教室を開催もしています。また、アメリカ大使館と契約して、アメリカ大使館の宿舎内にあるプールで外国の子どもたちに水泳を教えたり、サマーキャンプの水泳授業を行う予定もあります。

ONETENTH - 2021年に開催した水泳教室のレッスン中の風景 -

インタビュアー:ありがとうございます。そのような事業を進められている中で今すごく採用を積極的に進めていますが、どういうポジションを必要とされているのでしょうか。

菅原:特に水泳インストラクター兼マネージャーというポジションを求めています。

インタビュアー:今後も事業の拡大だったりとか組織の人数が増えていくような、そういう事業展開なんでしょうか?

菅原:今は水泳の個人レッスンをメインにやってるんですけど、水泳教室も全国的に広げていきたいなって思っています。マネジメントできる人がいないとなかなか事業を大きく展開していくことができませんから。

インタビュアー:なるほど、水泳インストラクターで、かつマネジメントもできるような方を今採用進めていらっしゃるかと思うんですけれども具体的にはこういう方だとSwimmyに合うですとか、求める人物像でいうといかがでしょうか?

菅原:そうですね、これはSwimmyが生徒の子どもたちに身につけてほしい能力と共通するところではあるんですけど、「自分で物事を考えて行動していける力」を持った人たちに入っていただきたいなと思っています。なぜかと言うと、自分たちがこのような力を子どもたちに身に付けさせられるよう水泳指導にあたっているからです。なので、教える側が自分で考えて、行動していないと、説得力もないなと。

あとは、相手のために自分が笑顔になれる人ですね。仕事をしていると上手くいかないことは沢山あると思います。そんな時でも、相手を嫌な思いをさせないために、笑顔を絶やさない人は懐が深い人だと思っています。仕事は一人で成果を出すことも重要ですが、チームプレーでもあるということを大切にしていてほしいです。

インタビュアー:詳しくありがとうございます。そういったなかなかいらっしゃらないようなマインドセットを持たれてる方を今採用された上でどういったサービスの拡大を検討されているのでしょうか?

菅原:はい、大きくは三つの分野で拡大を考えています。
一つ目は、海外事業への展開です。国内のマーケットでは子どもの人口はどんどん減っていってるので、東南アジアなど新しい国で事業展開をできればと考えていますね。海外でいうと、カンボジアはスイミングスクールが少ないだけでなく、水難事故で亡くなってる子どもも多いです。なので、命を守るような啓蒙活動をすることで、最終的には、水泳がその国のスポーツ文化として普及する一助を担えればと思っています。

二つ目がテックと水泳を掛け合わせて、新しいビジネスを展開していきたいと考えています例えば今だと、AIを使って自分の泳ぎを分析できるシステムを開発しようと動いています。水泳にチャレンジするすべての人がより水泳を学びやすくできるような環境やツールを作っていければと思っています。

三つ目は、発達障害児が水泳を楽しく学べる環境を全国的に広げていきたいなと思っています。具体的なビジネス案はもう頭に浮かんでいるので、そのプロジェクトをお任せできる素敵な方がいればすぐにでも始めたいなと思っています。

ONETENTH -4/2にてインクルーシブ水泳教室のレッスン中の風景- 

インタビュアー:本当に様々な方面に対して事業展開を今後考えられていらっしゃるかと思いますが、Swimmyでの働く環境などもイメージがつくといいなと思いますので、どのような働き方になりそうか教えていただけますでしょうか?

菅原:そうですね、今は基本的に水泳指導はプールに行ってもらう必要がありますが、それ以外の事務仕事やお客様対応をしている時間に関して言えば、自宅で作業をやってもらっています。PCも貸与していますね。

インタビュアー:なるほど、リモートワークを導入されているということですね。

菅原:フレックスタイム制も導入してるのでコアタイムを除けば、水泳指導がないときには、夕方の時間を自由に使うこともできますし、ワーケーションであるとかそういった多様な働き方が可能な環境があります。

インタビュアー:水泳教室で働かれる上では珍しい環境ですよね。新しい働き方も積極的に活用されて、生徒さんへ向き合うことに注力されている。そのような印象を受けました!今日は貴重なお話をありがとうございました。

菅原:こちらこそありがとうございました。