「あ、これ私のことだ」と呟いた。〜『汝、星の如く』凪良ゆう〜
泣きました。
久々に、小説を読んで泣きました。
私にもまだ揺さぶられるような感情があったのだと驚き。
生きることの自由さと、不自由さ
私ごとですが、7月に1年ちょっと勤めた会社を退職しました。
今はいわゆるフリーランスです。
日々、自由ってなんだろうなぁ、って考えながら過ごしています。
蛙化現象を克服するきっかけになってくれた彼とは、
遠距離が続いています。
遠距離が嫌で、彼のいるところでも私が私らしくいられるために、フリーランスを目指したのに。
そう簡単には理想には辿り着けないらしい。
遠距離を切り出した時には猛反対されました。
プロポーズもする気だったのに、の衝撃の一言も。
それは本当に、ごめんなさい。
一人でも生きていけるけれど、あなたとだったら空気が美味しい。
って言うのが結婚だっていう持論を持っているので、
まずは一人でも生きてみたいみたいです。
私は。
とはいえしんどいことが多すぎて、
理想に死ぬか不安に生きるか。
自由からの逃走。
そんなことが頭の中をぐるぐるしてます。
ぶっちゃけ今は理想に死んで自由から逃げたい。
でも、『汝、星の如く』で暁海と櫂が必死に今を生きたように、
もうちょっと自らを生きるために踏ん張ってみようと思います。
「あ、これ私のことだ」
って思わせてくれる文章ってすごいですよね。
『人間失格』を読んだ時と同じ衝撃でした。
あとは暁海と櫂っていうネーミングセンスが好きです。
瀬戸内の海で、暁の海に浮かぶ夕星を、櫂も暁海も大切に心に持っている。
夕星、宵の明星、金星、一番星、明の明星
金星一つとっても呼び方がたくさんあるように、
愛も形ってたくさんあるんだなと改めて思いました。
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ぼちぼち書くのも再開したいな。
それではみなさん、お読みいただきありがとうございました。
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