AI自動化プロジェクト、私の失敗談!成功のカギは〇〇にあった?!
「AIを使った自動化プロジェクト」…なんて聞くと、なんだか未来っぽくてかっこいい響きですよね。私も「これはいよいよ人間の手を離れてAIがすべてを片付けてくれる日が来る!」なんてウキウキしながらプロジェクトに挑んだわけですが、実際のところはそんなに甘くないんです。いやむしろ、かなり厳しい。
皆さんは、AI自動化プロジェクトと聞いてどんなことを想像しますか?もしかしたら、「AIが全部やってくれるんでしょ?」「楽になる!」なんて思っている方もいるかもしれません。でも、現実はそううまくはいかないんです。
今回は、私がAI自動化でぶち当たった失敗談を赤裸々にご紹介しながら、どうやったら成功に近づけるかについてお話ししていきます。AI導入を検討している方、ちょっと気になる方も、ぜひリラックスしてお読みくださいね。
失敗例1:データの散らかり
「AIにはデータが大事!」って言葉、よく耳にしませんか? 私もそう信じて、いざ会社の倉庫に眠っていたデータを取り出してみたんですが、もうボロボロで…。埃をかぶった段ボールを開けると、そこにはバラバラのフォーマットのExcelファイルや、手書きのメモがぎっしり。理想ではピカピカに整ったデータがドサッと並んでいて、「あとはAIがどんどん学習してくれる!」という感じだったのですが、現実は「なんでここ空白?」「このフォーマット違うよね?」と、まさにデータの大掃除。データを集めるだけで3ヶ月もかかってしまい、プロジェクトは大幅に遅延…。あの時は、本当に心が折れそうになりました。
どうすればよかったのか?
完璧なデータを待っていてもキリがないので、「まず使えそうなデータからスタートしてみる」ことが大事なんだなと。まずは、比較的新しいデータや、フォーマットが統一されているデータから着手し、AIに学習させてみる。そして、並行してデータのクリーニングや追加データの収集を行うことで、効率的に進められると学びました。あまりデータの完璧さにこだわりすぎないのもポイントです。
失敗例2:AIへの過度な期待
自動化プロジェクトにありがちな落とし穴。それは「何もかもAIが片付けてくれる」という期待です。私も「AIにお任せ~♪」とばかりに、顧客対応から受注管理、請求処理まで、全部の業務を一気に自動化しようとした結果、案の定あちこちでエラーが発生。顧客からの問い合わせにAIがトンチンカンな回答をしてしまったり、請求書に誤った金額が記載されてしまったり…。しかもそのエラーの原因も複雑で、結局手動で対応するはめに…。夜遅くまでエラー対応に追われ、休日出勤も増え、心身ともにボロボロになってしまいました。最初から少しずつ進めておけば、こんなことにはならなかったんです。
どうすればよかったのか?
「部分的な自動化」から始めてみることがポイント。AIは万能じゃないですから、まずは人間とAIがタッグを組む形で進めるのが安心です。例えば、まずは顧客対応の一部をAIチャットボットに任せてみて、効果を検証しながら徐々に自動化する範囲を広げていく、といった方法が良いでしょう。
失敗例3:チームの認識のズレ
AIプロジェクトに参加するメンバーは、みんなAIについてバッチリ理解している…と勝手に思っていた私が甘かった。特に、経営層と現場担当者、技術者の間でAIの理解度がバラバラで、「これがAIでできる」と思っていたことが、実際には「いや、それは無理」という場面が多々発生。経営層は「AIで売上を3倍に!」と期待しているのに対し、現場担当者は「AIなんて使えない」と懐疑的で、技術者は「そんな高度なことはできません…」と困惑する、といった感じで、プロジェクトが進むたびに、どんどん認識のズレが出てきて、方向性を修正する時間も増えていきました。結局、プロジェクトは当初の予定から半年も遅れてしまい、開発費用も大幅にオーバー…。
どうすればよかったのか?
プロジェクトの初期段階で、関係者全員でAIについての共通理解を持つことが大事。AIの限界や得意分野を、全員でしっかり確認しておくと、後々「こんなはずじゃなかった!」という展開になりにくくなります。そのためには、AIに関する勉強会やワークショップなどを開催し、それぞれの立場から意見交換をする場を設けることが有効です。
成功のカギはここにあり!
こうして見てみると、AI自動化プロジェクトで成功するためには、やっぱり「基礎」が大事だなとしみじみ感じます。以下、私が感じた「成功のカギ」をまとめてみますね。
データはシンプルに使う
完璧を求めず、まず使えそうなデータから始めましょう。
初期段階では、比較的新しいデータやフォーマットが統一されているデータからAIに学習させていくのがおすすめです。
データのクリーニングや追加は、余裕が出てきてからでも遅くありません。
すべてをAIに任せるのではなく段階的に進める
最初は人とAIの協力体制で始め、少しずつ自動化範囲を広げていくのが安心です。
AIに任せっきりにするのではなく、人間が常に監視し、必要に応じて介入できる体制を整えておくことが重要です。
フルオートを目指すよりも、部分的にAIがサポートする形の方が、現実的で効果的です。
チーム全体の共通理解を持つ
プロジェクト開始前に、メンバー全員でAIに対する認識をそろえることが大切です。
技術者だけでなく、経営層や現場担当者とも意見をすり合わせておくことで、プロジェクトをスムーズに進められます。
AIに関する知識を共有するために、勉強会やワークショップなどを開催するのも良いでしょう。
AIを使った自動化プロジェクトは、やはり一筋縄ではいかないものです。でも、そのプロセスを楽しみつつ、失敗から学びながら進めていけば、必ず道は開けると信じています。「AIが入れば何もかも解決!」と夢見がちですが、現実的にはAIと人がうまく協力することが本当の成功のカギになるんですね。
自動化のプロジェクトを通じて、AIの限界と人間のサポートの重要性を学んだ私。これから挑戦する方は、少しでも参考にしてもらえると嬉しいです。
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