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とある教員の2024年の反省はAIの勉強不足にあり。
介護医療保険の支払いが後2年弱に迫っている年齢で、今自分が求められてるであろうことや何をすべきだろうと考えた時に、思考も意識も空中分解するのを含めて楽しんでいる今日この頃。長針と短針の進み具合が合っていない感覚を、多分まとめておいた方が良い。いつもnoteを備忘録のように使っていているのだけど、そんな感じでいいよね。
ちょい前、久しぶりに高校時代の友人と飲みに行った。皆変わってなかったなぁ、と話をしながら「お前は変わったよな」と言われなくて安心した。置かれている状況は変わりつつも、それぞれの場所で皆頑張っているのが伝わった。飲み放題のビールを飲み続けている2時間の中、次々に出てくる小籠包と同じだなぁと。
前置きが長くなりました。今年はプレイングマネージャーの意識を持ちながら日々を過ごした今年。達成できたかどうかはわからないものの意識は持った…。
3学期から数学科のビジョンを整理しつつ、1学期はそのための授業のデザインと実践(データの分析)と共有。理数探究はデータに関するプロジェクトを増やして、去年より多くの先生と協力。ChatGPTを使いながら生徒の反応を確認しつつ学びを深めた場面も。2学期はデータサイエンスに関する外部講師を招いた実践を理数の先生と共有…また幾何×アプリケーション開発の授業とかにも挑戦。データサイエンスや共有については挑戦出来たかなと思う2024年でした。
そういえば、文化祭はVRゴーグル使って某テーマパークのアトラクションを再現。これは内装・外装・アトラクションの機構全部生徒がすっっっごく頑張った。お土産も準備してたし。中3凄い。
というわけで、色々やったことを整理してみると見えてきた2024年の反省は
「AI」の観点と「意識的で個人的なインプット」の量。勉強不足。2024やったことにほとんどAIが出てきてないよ?
学校としてiPadを授業に取り入れる際に始めたのが「どんなアプリケーションがあるのか知ること・知ってもらうこと」だったと思う。自分も最初はNumbersで出来ることなど何もわからなかったし、Tayasui Sketchの体験会もやったなぁ…とか、KeynoteやiMovieの研修会やったなぁ…何て遠い思い出で、今では成徳では多くの先生がiPadを使ってより良い(それぞれの理想に近づける)授業デザインを追求している。それはまずどんなアプリがあるのかを知ることからスタートしたように見える。
きっとAIも同じで、まずはどんなAIがあるのかを知らないといけないんだろうな、と。そういう意味ではインプットが圧倒的に足りない。
中高の教育現場でAIが何故必要かって、手軽に使えるテクノロジーが開発されスマホやタブレットの普及SNSが浸透したような、それまで専門的な分野や領域で閉じていた技術が個人に解放された経緯を見れば、AIも同じ道を辿るはず。すなわち、写真やお絵かき、ビデオの編集などは本来専門のソフトが必要だったり、組織内でしか使えなかったといったハードルがあったのだけど、そんなハードルは今無かったかのようになっている。Youtubeは個人の発信ができる時代の象徴かと。
そして2018年にEveryone Can Createが日本に公開され、授業実践がどんどん積み上げられていく様子を見ていれば、我々はChatgptを始め有名な生成AIだけでなくApple Intelligenceを含めて様々なAIを知っておく必要があると感じるのは普通ではないかな。企業や組織でしか使えなかった専門的なものが個人で使える流れって恐ろしい。インフルエンサーがAIをどんどん利用していく理由も納得。
というわけで、今年の評価。
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クラス経営:もっとよく出来たこと、もっと注意深く出来たことは反省。
プレイヤー:週2コマの授業でよくデザイン出来た…と思う。データサイエンスについては概ね満足。チームメンバーに感謝。
マネージャー:意識始めた1年目。手探り。手探り。手探り。
インプット:煩雑。目的や一貫性が欲しい。
アウトプット:やばい。語彙力不足。
というわけで、来年の抱負もどこかで書きます。