空を飛べない僕たちは
同じ学部の友達が「大学内でカップルがイチャイチャしていると嫉妬してしまう」と嘆いていた。
彼はこれまでの人生で彼女がいたことがなく、そのことに対してかなりコンプレックスを抱いている。
僕には、イチャイチャカップルへの嫉妬に対する持論がある。
それは
「彼らを鳥だと思え」
である。
順を追って説明する。
「そもそもなぜ人は嫉妬するのか?」という問いには、
「自分と相手を同じレベルだと思っているから」
と答えることができる。
例えば、”イチロー”とか”大谷翔平”は凄すぎて比較対象にすらならないので、嫉妬しない。もはや一種の「記号」と捉えてしまうので、呼び捨てでも違和感がない。
(もちろん目の前で話すときは「さん付け」するだろうけど。それは、彼らも同じ”人間”であったことを思い出すからだ。)
つまり、自分と相手が同じ土俵に立っていると感じているからこそ、
「同じ人間であるあいつらに恋人が出来て、なんで自分にはできないんだ!」
と嫉妬するわけである。
だから、嫉妬の感情が沸き起こったときの対処法は
「彼らを鳥だと思え」
ということになるのである。
僕たちは空が飛べないからといって、鳥に嫉妬したりはしない。
「くそっ、なんであいつらは自力で羽を羽ばたかせて飛べるのに、俺は飛べないんだっ!」という人を見たことがない。少なくとも、僕はない。
それは、自分と鳥が根本から違うと分かっているからだ。
鳥は鳥、自分は自分
鳥には鳥にしかできないことがあるし、
人間である自分には自分にしかできないことがある。
それでいいじゃないか。
「鳥にできることが、自分にもできると思うから辛くなるんだ。
自分にはできないと悟れば辛くないのでは?
世の中楽しいこといっぱいあるよ。無理にそれに執着しなくてもいいじゃん。」
というようなことをその学部の友達に伝えた。
でも、相変わらず彼は辛そうだった。
かといって、モテるための努力をしているようにも見えない。
努力しないでモテようなんて無理な話だと思うんだけどな。今まで無理だったんだから。
でも、適切な努力さえすれば可能性はゼロじゃないとも思うんだけどな。
今のままの自分じゃモテなくても、その努力をすればモテるようになるかもしれないのに。
人間だって自力では無理でも、補助さえあれば空を飛べるんだぜ。
僕たちだって飛行機に乗れば空を飛べるんだから。
最後にモテるための本を紹介しておきます。
これ読むと、やっぱりモテるためにはめちゃくちゃ行動する必要があるよなと感じる。行動もせずにモテようなんて虫が良すぎる。普段の人付き合いにも応用できる部分が多数あるのでぜひ。
今日もおつかれっす!!