![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110577021/rectangle_large_type_2_16dcd760ca9133b5d163024daff28333.png?width=1200)
自分らしいソーシャルワークを展開するには
私たちは、クライエントの支援にあたって「ソーシャルワークの価値や倫理、技術」を学びます。そして、自分自身にとっても「自分の大切にしたい価値、進みたい方向」をわかっておけることは、私たちの人生においても自分らしい人生を実現していくためには欠かせない視点です。
※6月のStreatの記事にも書きました。
自分らしく働くためには、「自分の大切にしたい価値、進みたい方向」を、周囲の人に知ってもらえることが、働きやすくなる1つの方法です。
多くの支援者は、事業所の目指す方向、日々の自分の業務にとても忙しく奔走しているのではないでしょうか。そういった職場環境や多職種連携などの複雑さの中で、「自分がどうしたいか」は埋もれてしまいがちですし、言葉にするのもはばかられるような気持ちになるかもしれません。
意思を持って主張していける支援者の方もいるでしょう。しかし時に、自分の気持ちが見えなくなったり、否定されるような業務ばかりが投げられたり、、、となると、自分の中でうまくバランスがとれなくなり、モチベーションが下がったり、バーンアウトしてしまったりします。
こういうアンバランスな状況になりやすい職業だからこそ、「ソーシャルワークとは何か自分なりに言葉にする」「ここを大切にしたいんだ」ということを自覚しておく、
そういった自分のアイデンティティを大切にする作業が不可欠です。
「自分らしいソーシャルワークは何か」
「本当に社会に、当事者にとって必要なことは何か」
を突き詰めた時に、選択肢の1つになるのが「独立型ソーシャルワーカー」でしょうか。
「独立型ソーシャルワーカー」という言葉を聞いたことがありますか?
独立型社会福祉士とは、地域を基盤として独立した立場でソーシャルワークを実践する者であり、ソーシャルワークを実践するにあたって、職業倫理と十分な研修と経験を通して培われた高い専門性にもとづき、あらかじめ利用者と締結した契約に従って提供する相談援助の内容およびその質に対し責任を負い、相談援助の対価として直接的に、もしくは第三者から報酬を受ける者をいいます。
独立型ソーシャルワーカーに興味がある支援者はとても多いと思います。上記の本の調査によると、7割近い支援者が独立に興味を示しているとのことです。
実際に独立するかどうかは別にしても、今いる職場以外の活動やネットワーキングにより、支援の可能性も自身のキャリアとしての可能性も広がり、それがクライエントや社会へ選択肢を増やす支援の在り方を変えていくことに繋がっていくのではないでしょうか。
ぜひ、今いる場所から一歩飛び出して、他の支援者に会ったり、必要なことを学びに出かけてみましょう。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?