リセットスタート
「人間はどうせすぐに死んじゃうから」
アニメ葬送のフリーレンを3度も見てしまった
作家のYou Tubeチャンネルで大人用の文学的アニメとして紹介されていた事がキッカケだったが、
1度目は一通りサラッと見て終わりだったけど
物語の構成が斬新だった
魔王を倒す冒険物語は良くあるけど、倒した後「目標を達成した」問題解決済から始まる物語と言う切り口は、見たことが無いから新鮮で
「人間はどうせ、すぐに死んじゃうから」
主人公がこんなようなセリフに違和感?と言うか
共感を感じてしまった事から物語に興味が湧いてしまった。
自分にも、人に期待しない諦め老人の感情に近いように感じたから、
10代 何者にでもなれる気がした
20代 知る事が楽しかった
30代 自信みなぎる 結果が出る
40代前半 限界と現実を知ったような気になり、程よく諦め今までやってきた余力で過ごす
40代後半 疲れやすく色々と面倒になる
主人公の心理描写が50歳リアルに思えてしまった
煩わしい人間関係を排除
本当は魔力が最強なのだけど、師匠から制御するように教えられる。脳ある鷹は爪隠す的な事のように受け取れるが魔王を倒す為の作戦だけではなく、出る杭打たれるから気おつけて生きる教訓のように染み込んでくる反面
感情のコントロール制御しすぎて無気力
感情的になれば摩擦が起きる人と距離を置いて相手にしなければ事件は起きづらいから引き籠もる
様々な誘いにも応じないようになる「魔王倒すなんて、今更だよ」と断るが、勇者ヒンメルに
「フリーレン僕は今の話しをしているんだよ、」
「僕が出会った中で最強の魔術士だ」
説教的ではなくサラッと肯定する。絶妙なタイミングで褒める事で冒険へ導く
「昔褒められた事があるから」
旅の途中で変な魔法を収集していくが、何の役にも立たない無意味そうな事ばかりだけどフリーレンが執着する本当の理由は本人も無自覚で物語が進んでいくのだが、
仲間が笑顔になる行動が好きなんだろう
「辛く苦しい冒険」=「辛く苦しい人生」より
「くだらなくって笑える楽しい冒険」のほうを選んだ
このアニメを今年49歳になるおっさんが熱心に見て思う事は、
昔誰かに褒められた事思いだして、どんなにくだらなく無意味な事(趣味)でも夢中になってやろう!
今更と諦めていた事や、煩わしい人間関係も完全にシャットアウトするのでは無くて楽しい冒険(人生)に必要な仲間を探しに出かける
1人きりの正月にnoteでアニメの感想
去年と今年なんて区切りがあるおかげで気分がガラッと変わる
実に有り難い風習だと思います
長く短い人生を、くだらなくて楽しい冒険にする為のリセットスタート始めよう、どうせ人間はすぐに死んじゃうから