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0−1. 読むだけで家が綺麗になっていく

読むだけで、家が綺麗になっていくような
本のようなものがあったらいいのにな…

いつからか漠然とそう思うようになったのは、

片付けの現場で出会ったお客様が、

「収納や片付けのノウハウや情報に振り回されている」
「収納や片付けの格言を信じ込んでいる」

「一生懸命やっているのに、楽にならない」
「一生懸命情報の通りにやっても、想像した結果が得られない」

「片付けをする力がない。そんな自分を責めている」
「体力が続かない、体調が悪くなる」

「どこかでみた雑誌のようなすっきりとした暮らしがしたいのにできない」
「スッキリと暮らしたいのに、ならない」

「収納用品を買い込んでも、なんだか想像していた暮らしとは違う」
「結局使いこなせず、片付かない」

など、同じようなポイントで悩んでいることに気づいたこと。


そして、必ず片付け前に、お客様のご自宅を実際にみて(現場)、
ご要望を具体的に部屋別にヒアリングしますが、

ほとんどヒアリングで約束の時間が終わってしまうことや、

家族間の不満を吐き出す時間になる、
(喧嘩が起きそうなことも…)

モノの送り主への不満(嫁や姑、上司、会社等…)大会に
なるときもあり、

決まった時間内でモノを片付けても、後ろ髪を引かれるような、
まだどこか「心が満足しない」「心が満たされない」という、
心理的問題を含んでいる

と感じるようになってからです。



モノは、物として、不要なモノはゴミ箱に捨て、

物理的に処分することができますし、
私を含むスタッフが手伝うことも、
深い意味はなしで、手伝うことは可能です。


ですが、「心」に溜め込んだあれこれは、
お客様自身でいっぱいになっていることに気づきにくく、

また、物理的に処分の方法がないため、
スタッフも手伝うことができず、
モノ以上に、なかなか処分が難しい。。

なぜなら、溜め込んだ先は、
自分でさえ立ち入るのが難しい領域、目にはみえない「心」だからです。


ですが、お金をいただいて、手伝う以上、
お客様には喜んでいただきたく、

大学時代に学んだ心理学のメソッドを思い出し、
コーチングや傾聴(心と心の対話)の技術を試し、
昔の教材をも引っ張り出しながら、

徐々に片付けの知識と混ぜ合わせながら、
どうやったら心に負担なく、心も癒しながら、部屋も家も片付いていくかを実践するようになりました。


ありがたいことに、
ほぼ「また来て欲しい」とリピート申し込みをしていただくようになり、

効果を実感するとともに、
私自身、壊れたレコードのように同じ回答を繰り返すことに気づいたとき、

現場からの帰り道に、
ポツポツと書き始めたのです。













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