「科学とオカルト」
池田清彦 著。講談社。絶版につきkindleで読む。
人類の「信じるもの」変遷を眺めるのにも役立つ一冊。
土着宗教→教会型宗教→オカルト→科学→20世紀科学。
一直線ではなく、混沌と絡みつつ現在に至る。
この変遷を進化と見るべきか、
ただの変化と見なすべきか?
●公共性を獲得し、大衆化したオカルトを「科学」と呼ぶ
●公共性・追試可能性がないものは科学ではない(なかった)
●科学論文にあるのは、客観事実ではなく主観的記述
●実験不可能な理論が増加、コンピュータシュミレーション
つまりヴァーチャルリアリティの世界に入りつつあり、
インチキが横行する
●今や科学は細分化され、誰にも評価・査定できない域に。
学会は専門分野の利益擁護集団、であるケースも
つまり、最近の科学は、再びオカルト状態なわけだね。
これでまだ30%のところ。
以下次回に続く、あるいは書き直す。
「科学が扱えるのは、世界のどの部分なのか」について。
池田氏は、自由で賢くて面白い。
ワクワクする。