無声音? 鼻濁音? わからないときに知ってほしいこと。
こんにちは!アナウンサー試験のプラットホーム・井上智惠です。
発声練習・活舌練習をしていると、よく鼻濁音や無声音がでています。
鼻濁音はいわゆる、【が ぎ ぐ げ ご】 が、
発音の世界では【か゜き゜く゜け゜こ゜】になるよ…というお話です。
(音では、んが んぎ んぐ んげ んご という感じより、もっと濁音がなくなり鼻に抜ける感じです。気になった人は検索してみてください。)
そして、無声化は、
例えば、生活(せいかつ)だったら
「つ」を「つぅ」と「ぅ」の音を強調しないで、極端に言うと「t」といった音にならない息だけ出す感じです。
文章の語尾も同様に、
「〇〇です。」の「す」を「すぅ」と「ぅ」のおとを出さずに、「s」という息だけ出す感じです。
(レッスンではもっとしっかりお伝えしておりますが、きょうはこの辺で)
鼻濁音は比較的使用場所がわかりやすいのですが、
無声音は法則があるものの、それを覚えても、すぐに出てくるものではありません。
ですから私はあえて、
【あまり気にしすぎないで!法則とか覚えるより原稿練習をする中で音で覚えていきましょう。】と伝えています。
そもそも、今現役で毎日アナウンサーとして出演を続けている人だって、
出来ていない人も多いのです。
鼻濁音や無声音は基本なので、身に着けられればベストですが、
現代のアナウンスでは、逆にやりすぎると気持ち悪く聞こえてしまいます。
(とくに鼻濁音をやりすぎると、逆にちょっと印象が悪くなるかも…)
ですから、【鼻濁音できてるかな?無声音ここであってる?】と思って、
アナウンスが思い切りできないようなことにならないよう、
気を付けてくださいね!!!