自分の「認知特性」棚卸し

分類好きな私。
何年か前に、認知特性というものを知り、無料のテストを受けてみた。
私の結果↓
「カメラ」30
「3D」33
「ファンタジー」45
「辞書」65
「ラジオ」19
「サウンド」24

簡単に内容を説明すると、

認知特性とは、「外界からの情報を頭の中で理解したり、記憶したり、表現したりする方法」
視覚、言語、聴覚のどの分野が優位かにより、情報処理のしやすさが異なる…というもの。
(参考:本田式認知特性研究所サイトより)

受験勉強で、教科書を「見て」覚えるのか、「言葉」で覚えるのか、「聞いて」覚えるのか。
どれが覚えやすかったか?どの方法が得意か?というのが、他の勉強や仕事、生き方に活かせるのではないかという考え方です。

認知特性テストのスコアとしては、20〜40の間にあれば通常並。
20より低いところは苦手、
60を超えるところは得意と考えていいようです。
テストの問題もちょっぴり答えに迷うものがあったので、あくまで参考だし、スコアの大小よりはバランスが大事なのかなと思ったりします。

私はテストの結果「言語優位」と見ました。
(ファンタジー…「ことば」からストーリーや映像を想像して理解する。辞書…言葉をそのまま記憶できる。図表を使ってノートをまとめるのが得意。)
そして視覚は並
(カメラ…見たものを写真に収めたかのように記憶することができる。3D…見たものを空間的に把握する。)
聴覚は、少し苦手かも。
(ラジオ…耳に聞こえた音をそのまま情報として取り込める。難しい話や授業を聞くと理解できる。サウンド…言語の情報がない音をそのまま理解する。)

そして自己分析との答え合わせ。

受験生時代を思い返すと、
授業を聞くよりも教科書を読むことで理解できていた。
まさに、ラジオ<<辞書だったかなあ。

今でも、人の話を聞くより資料にまとめてもらった方が理解できることが多い。
「会話」ならば、理解が進むけれど、それでも、私の会話のテンポは超遅い。理解して、自分の答えを紡ぎ出すまでのラグが、大きい。
しかし、研究職あるあるの進捗報告会とか学会で、手元になんの資料もない時なんかは絶望する。
要旨でもスライドでも、手がかりがあればいいんだけれど、喋りだけで説明されると、ほとんど理解できないことすらある。
しかも、仕事ができる人ほどスライドはシンプルで、大事なことは「しゃべる」という傾向にあり(偏見)、「上手なプレゼンと資料の作り方」としてそれが推奨されていることすらあるので、困る。まじでやめていただきたい。(愚痴)
私は、どんなにアドバイスされても、大事なことは文字でスライドに入れます。文章を書きます。そうしないと、私がわからなくなっちゃうから。
あと、会議だと会話で議論が進んでいくからなおのこと難易度が高いですね。スピードが早すぎてついていけなくて、お地蔵さんになってしまうのが辛いです。

ただ、記憶という意味では、言葉だけでは難しくて、図にしたり絵を描いたりして頭の中を整理していた。
たくさん文章を読む知財や法務の仕事は、「読む」ことに集中しがちだったので辛かった。ひとたび図に表すことができると、理解が進みました。
この辺も結局は「辞書」タイプの得意分野のようですね。
文字と図表は同じ頭の部位を使っているのか…。

教科書とか参考書でいうと、「こんなページのこの部分に書いてあったアレ…」って感じで、周りの様子を手がかりに思い出すことも多いから、視覚の中ではカメラタイプが使えている気がする。
道は全然覚えられないし、地図もてんで読めないし、インテリアのセンスもまるでゼロ(ここにこれを置いて〜とかのイメージが全然できない)なので、3Dは超苦手なんじゃないかと思うけど…
テスト的にはそうでもなかった。
工作や手芸が得意だし、展開図とかもまあ解けたから、規模の小さい3Dならいけるかも(そんなのあるのか)

それから、
娯楽の面で、
私は本を読むのが好き。
一方、映画やドラマ、アニメにはなかなか集中できなくて、好んで観るようになったのはここ最近。
映画は音や映像の刺激が強すぎたり、暗いところが苦手というのもあるのだけど、
純粋に顔と名前が全然覚えられないのが致命的。
日本の俳優さんなら、元の名前や顔を知っているのでなんとかなるけど、
そうじゃないと、割と終盤まで主要人物の顔と名前、立ち位置がわからないままのことがある…。
そりゃあ、ストーリーも頭に入りませんわね。

その点小説なら、文字で名前が覚えられるので比較的ストーリーを終えます。自分の都合のいいようにイメージをデザインできるところも良いですね。
ここはどこなのか、今いつなのかも基本的には明記されているし。
書いていて悲しくなるほどに、言語感覚に偏っているようだ…。

それからもう一つ、私はかなり小さい頃からピアノや音楽に触れていまして、
ピアノを与えられてからは、いわゆる耳コピが結構得意だった。
楽譜を読むのも得意だった。
楽譜を読むのは言語に入るのかなあ。
歌の歌詞を聞き取るよりも、メロディを口ずさむのはできていたから、ラジオ<サウンドってところは間違いなさそう。
後天的に身についたのか、もともとそうだったのか…

と、たくさん思い出しまして、やっぱり私は言語感覚が優位で、ことばを聞き取るラジオタイプが苦手、というのは結構合っていると思いました。当たりすぎてかなしい。

女性は聴覚、男性は視覚優位になりやすいとどこかで見ました。
私は聴覚が苦手そうなので、いわゆる女子会でテンポよくおしゃべりするのは、完全に苦手分野で周りから浮く計算になりますね。合ってますけど…。

苦手があるってことは得意もある。得意でカバーできるように、聞いた言葉をメモする練習から始めようかな…。
だいすきなポッドキャストを聞いて、自分メモにまとめるとか、どうだろう。頭が疲れそうだけど。トレーニングにはなりそう。
英語でならシャドーイングとかするけど、まずは日本語が先決だ。

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