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22年居た大阪を出て、スウェーデンに行ってみる
あと1週間でスウェーデン🇸🇪に数ヶ月間行く。
目的は、(日本の)外の文化、価値観に触れに行くため。
僕は、生まれてから22年間、小学校、中学校、高校、大学、ずっと大阪で育ってきた。海外旅行とかも行ったことがほぼない(修学旅行で3日だけ台湾に行っただけ)
留学体験記や留学エージェントのチラシを見てると必ずいっていいほど書かる「価値観」という言葉。
「価値観ってなんやねん」
僕は今までこう思っていた。
同じようにそう思っている人も多いと思う。
価値観って人それぞれ違う。
だから、同じ日本人でも、価値観なんて人の数だけある。
じゃあ日本に居ても、色々な価値観に触れることができるじゃないか、と思われる。
しかし、日本にいる限り、自分と大きく違う価値観に出会うことは難しい。
なぜなら、日本に住んでいるほとんどが日本人という同一民族だから。
ただ、以前、日本で自分と大きく違う価値観に出会った。
フィンランド人留学生と大阪のカフェに行った時の出来事。
メニューには色んな種類のケーキがあり、どれも美味しそうで2人で悩んでいた。
僕は最終的に一番人気と書かれていた「チョコケーキ」を選ぶことに。一方、留学生は店員さんに「あなたが一番好きなものは?」と聞いた。
しかし、店員さんは「おすすめはこちらです〜」と切り出していた。
この時、僕は少しハッとした。日本人は無意識的に「他の人の選択」を考慮に入れながら意思決定しているのではと思った。
他にも同じような例がないか調べてみると、映画業界のマーケティングにもこの日本人の特性が用いられていることを発見した。
海外から日本に映画が来る時、大体、海外で上映されて3ヶ月以上後になる。
これは、日本人への映画の広告で「全米興行収入第一位!」「全米で大ヒット!」といった文言を使いたいから、らしい。
つまり、日本人は周りの人の行動が気になるようだ。「おすすめ」や「人気」という言葉にとても弱い。
これは検索行動にも現れていて、例えば、化粧水をネットで探すとき、
「化粧水 おすすめ」、「化粧水 人気」と検索する人が多い。
また、僕が「JOKER(ジョーカー)」の映画を観に行ったのも、友達に「面白いで!」って言われたのと、人気ランキングweekly1位だったからだなーと思い出した。
この気づきがあったのも、外国人である留学生と一緒にいたから気づけたことだった。
ただ、さっきも言ったけど、日本は島国で移民が少なく、ほとんどが日本人だ。
日本にいる限り、自分と大きく違う価値観に出会うことは難しい。
だから、自分から海外に行って、日本の外の価値観に触れたいというわけだ。
また、最近、外国人から見たニッポン!的なテレビ番組をよくやっている。
外国人の視点が面白くて、僕も一時期ハマっていた。
でも、数日経つと、そんな視点も忘れてしまう。
『イシューからはじめよ』(安宅和人)には、以下のようにある。
脳が「意味がある」と思うかどうかは、「そのようなことが意味を持つ場面にどのくらい遭遇してきたか」による。
自分で文化の違いを体験(カルチャーショック)しなければ、その視点の意味を掴めない、ようだ。
本を読むだけでは不十分なよう。
だから就活でもしつこく自分の経験について聞かれるのかなと思った。
まあ、こんなわけで、(日本の)外の文化や価値観に触れるために、来週スウェーデンに行ってくる。
To be continue ー