![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129843747/rectangle_large_type_2_9bdd8f1eb6af59cd6553a4321fe840d5.jpeg?width=1200)
ZOOM講演会「死生と祝福」
CCC(キリスト教カウンセリングセンター)の開催でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1707062239167-3JPgOq1wSt.jpg?width=1200)
テーマからして分かり難いところがありましたが、「(死を意識し始める)五歳の子どもに『人は死んだらどうなるの?』と聞かれたら、どう答えますか?」がポイントとなる問いかけで、答え方のヒントとして、講師の石丸さんは宮沢賢治の作品でいつまでも燃える星になった「よだか」に触れられました。
記憶、分析など若い時にピークに達する「流動性知能」に対して、総合的判断、未来展望、良心・道徳、創造...(全人的叡智)の「結晶性知能」は健康である限り最晩年まで成長が期待できるとされ、大家の例で、68歳で「ドン・キホーテ」を完成させたセルバンテス、82歳で「ファウスト」を完成させたゲーテを挙げ、「死と生の区別をする認識が弱くなり、死の恐怖が薄れていく」と指摘したスウェーデンの社会学者L.トーンスタムの「老年的超越」にも触れていました。
WHOの「健康とは、病気・病弱ではないことに加えて、身体的・精神的・社会的に申し分の無い状態にあることをいう」の定義に、「『スピリチュアリティ(霊性)』を加えるべきだ」との修正動議が1998年に出され、見送られたそうですが、霊性を持って生活している人々は世界中にいますので、再び動議が出されるかもしれませんね。
「メメント・モリ」を思いつつ、受講しました。