ご機嫌のとり方
これは、養育が必要なこどもには当てはまらないお話しです。20歳以上、ある程度おとなになった人が読んでください。34歳を越えたら真剣に読んでください。
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機嫌が悪くなる時は、誰にでもあります。
寝不足、体調不良、気温、お腹が空いたり・食べ過ぎたり。
この程度のことなのですが、何か懐かしい感じはしませんか?
そう、これは私たちが赤ちゃんの時の不機嫌のもと、なんですね。
他にも、オムツが気持ち悪かったり、欲しいものがもらえない時など、不機嫌になっていました。
そして、泣いて訴えていました。
言葉が出来なくて、訴え方は泣くことだったんですね。
とてもシンプルです。
大人になって、私たちは、さまざまな不機嫌の中で暮らすことを強いられました。
好きでもない学校に行き、好きでもないことばかりさせられ、好きでもない会社に行き、好きでもない人と関わり、好きでもないことで一日を費やす。
赤ん坊の頃なら不快で泣くであろうほど不機嫌にも、そんなのはいけないと道徳されて、それに慣れ、
意識せずとも不機嫌がベースに存在し、それを隠して生きるので、それを説明する言葉もなくなるのです。
だから、機嫌よく生きている人のことを、腹立たしく思うのです。
自分は我慢しているのに、なんでコイツは我慢しないんだ。本当はオレだって、ワタシだって、嫌なこと我慢してるんだよ。お前だけのんきなのは許せない。
そんな気持ちが、他人を叩く、ディスる、という行為に繋がるのでしょう。
本当は、泣きたいほど我慢してるんだよね。
でも、周りに当たり散らしても、一向に欲しいものは手に入らない。
周りの人は、慰めてはくれるかもしれないけど、あなたにミルクをあげたりオムツを替えたりすれば良いのではないことは知っていて、あなたの欲するものが何なのかを本当に理解することはできない。なぜならば、あなたとは別の人間だから。
自分が何を求めているのかは、自分にしかわからない。
自分のご機嫌とりは、自分で行うのです。
最初は、不満だらけな自分は何を欲しがっているのかが、分からないかもしれません。
少しずつ、自分に歩み寄り、
自分の心が軽くなったり熱くなったりすることを
見つけていくのです。
その世界はあなただけのもので、
誰に汚されるものでもありません。
理解はされなくても、自分の心が動くものを
求めていきましょう。
そうして自分が満たされていくと、
周りのことがどうでもよくなっている自分を
好きになっていくことでしょう。
そうすると、その周りには、機嫌の良い人たちが集まってくるでしょう。
不機嫌な人につい関わってしまう人も同じです。
自分の不機嫌さを、その人の中に見出して、なんとかしてあげたいと思ってしまい、一生懸命になる。
本当は、不機嫌なのは自分だったりするのに。
不機嫌な人を満たそうとするけど、双方ともに永遠に満たされないのです。
みんな、幸せに生きたいんですよね。
自分を幸せにしてあげましょう。
自分の機嫌は、自分でとる。他人の不機嫌は他人の責任、自分の不機嫌は自分の責任。
我慢ばかりしてきた、辛抱強いあなたへ。