犬の不思議な力
昨晩久々に泣いた。箱ティッシュを1/3は使ってしまうくらい。
私がYouTubeでここ1年程観ていたウエスティが先月末に16歳9ヵ月で亡くなったからだ。
認知症を発症しご夫婦で緩和ケアをしながら献身的にその犬を介護をされていた。
毎回動画を観るごとに認知症が悪化し衰えていくのが明らかだった。
だからいつの日かこうなることは分かっていた…。
穏やかに亡くなったこと、お骨と写真の周りにたくさんのお花が供えられているシーンを観た時には涙が止まらなかった。
あぁ、本当に逝ってしまったのだと。
でも、ご夫婦がやれるだけのことは尽くし悔いはない、これまで飼ってきた犬たちとの23年間は幸せだった、その言葉を聞いた瞬間悲しみの涙が何だか違うものに変わった。
これって何だろう…。
一通り動画を観終わり洗面所に行くと、そこには目元が赤く腫れぼったくなった私が鏡の中にいた。
でも、何故だろう、まるで憑き物が取れたかのように落ち着いた私がいた。
不謹慎かもしれないけれど、肩の荷が降りてスッキリし柔和な印象だった。
わが家で飼っている犬ではないけれど、まるでその犬が私のマイナスな気分までどこかに持っていってくれたようだった。
まるで魔法使いのように、私ではどうにもならなかったことを簡単に消してくれた。
犬とは本当に不思議な存在だ。
人間よりも小さいからだでとてつもないパワーを持っている。
改めて犬が持つ不思議な力を感じた夜だった。
それでは。
ShibaWestie