【2025年1月後半相場】サラリーマンでも出来る資産形成
ドナルド・トランプ大統領が第47代米国大統領に就任し、初日から多くの大統領令に署名しました。
市場から大きなインフレリスクだと見られていた関税策については、今のところマイルドな形で進行しています。
一方、エネルギー政策と大規模なAI推進策が発表されAI関連銘柄や電力関連銘柄が急騰していました。
真・トランプラリーというところでしょうか。
また、決算シーズンも佳境に突入していますのでこちらもしっかりと注目していきます。
と、思っていたら、中国のAI企業「Deep Seek」が低コスト、スピード開発を実現し、これが米国AI企業への脅威と大規模投資のROI疑問に繋がって、これまでAI相場を引っ張ってきた米国AI関連銘柄を中心に軽いショック状態となっています。
しかし一方、「ストックトレーダーズ・アルマナック」のイェール・ハーシュ氏が提唱した考え方で「1月がプラスで終わればその年の株式市場もプラスで終わることが多い」という法則、いわゆる1月バロメーターも要確認です。
とにかく、情報量が多い1ヵ月。。。
それでは1月後半、振り返ります。
※今回は少し長めです
■起きている事
●米国10年債利回り動向
長期金利は1月半ばにピークをつけ、今年初めと同じ水準まで落ち着いてきました。
●株式マーケット観察
色々ありまたしたが、何だかんだで堅調な1ヶ月でした。1月がプラスで終わればその年はプラスになりやすいという1月バロメーターが点灯しています。
●市場センチメント
恐怖も強欲でもない、中立です。
●経済指標観察
-米国 小売売上高
小売売上高は予想より下振れ、インフレ懸念を後退させるデータとなりました。
-米国 大統領就任式
1月20日、ドナルド・トランプ氏が第47代米国大統領に就任しました。就任演説の個人的な注目ポイントは以下となります。
-米国 連邦公開市場委員会(FOMC)
事前の予想通り、利下げストップで金利据え置きとなりました。アメリカ10年債利回りもFOMC後に大きく変化がない事を観察するにすべて織り込み済みで新たな材料はなかったということでしょう。
-米国 個人消費支出物価指数(PCE)
重要なインフレ指標は予想に一致しました。
-気になるニュース
中国のスタートアップ・DeepSeekが、米OpenAIのChatGPTに対抗する無料のAIモデルを発表したとのことで、これまで巨額のAI投資をしてきた米国テクノロジー企業を中心に軽くショック気味です。
筆者もAI関連銘柄の個別株を保有しているのでしっかり被弾しています。
$NVDA、$ALAB、$VST、あたりはシャレになっていません。
■1月後半にしたこと
●決算精査
決算シーズンが本格化しています。
ファクトセットによると、これまでにS&P500採用企業の約16%が決算報告を終え「これらの企業のうち、80%が予想を上回る実際のEPSを報告しました。これは5年平均の77%、10年平均の75%を上回る数字」とのこと。
また、CY2025についてアナリストは「(前年比)14.8%の利益成長を予測している」とのこと。
これにより「向こう12か月のEPSに基づく予想PERは22.2倍で、5年平均 (19.7倍) 、10年平均 (18.2倍) よりも割高」とのことです。
以下、個別企業ピックアップです。
●$VST新規ポジション追加
トランプ大統領就任のタイミングでポートフォリオに新たな個別銘柄(ビストラ)を追加しました。
政府筋に近い最強の合法的インサイダー投資家と勝手に思っているN・ペロシ―氏のトレードに乗っかっただけのギャンブルです。
と、買った矢先。見事にDeep Seek ショックに巻き込まれ、-23%の含み損となっています。
●$BTC購入
法整備後進国の日本において、税制上資金を振ることにこれまで消極的だったのですが、暗号通貨(ビットコイン)をほんの少しだけ(25万弱)買い増しました。
ファンダメンタルズの後ろ盾がない原資産になるので基本的にマーケット需要のみが資産価格を動かします。
「トランプ政権となったアメリカがこの先、暗号通貨に対して何をするのか分からない」という不確実性が高い以上、ゼロポジションは機会費用の損失に繋がりかねないと考えた次第です。
■2月前半にやること
●決算精査
2月前半は「Amazon」「パランティア」「グーグル」「イーライリリー」「アステララブス」この辺りに注目しています。
個人的には現在保有中の個別銘柄である「パランティア」と「アステララブス」はとても重要です。
ここで決算をミスするようなことがあれば、全株売却のシナリオになるので要観察となります。
$ALAB(アステララブス)はDeep Seekショックをモロに喰らっていますので、このタイミングで売りたくない気持ちでいっぱいです。
●妻の誕生日会と娘たちのお疲れ会
妻の誕生日。今年は以前から行きたかったレストランへ食事に行くことにしました。
こうして毎年共に歳を重ねられることは本当に幸せなことだと思っています。いつもいつも本当にありがとうございます。
また先日、娘たちのピアノの発表会お疲れイベントということで、娘たちの好きな小籠包屋さんに食事に行きました。
昨年からXmas発表会、合唱コンクールのピアノオーディション、メインのピアノ発表会と合計5曲を仕上げて本番に臨むというハードな練習を頑張ってきたので、父と母からのお疲れ様会となります。
■まとめ
情報量が多いので整理します。
①各種インフレデータは今月は落ち着いていた。
②トランプ大統領の政策発表&実行は今のところマイルド。
③決算シーズンは全体としてこれまでのところ堅調。
※マグニフィセント7が微妙な印象ですが
④Deep Seekによる脅威がこれまで相場を引っ張ってきたAI関連銘柄に波及している。
⑤1月バロメーターは2025年の堅調な相場を示唆。
⑥FOMCでは利下げストップで金利据え置き。
⑦上記もろもろあり、米国長期金利は下がってきた。
⑧現在は2022年10月から始まった強気相場の中である。
色んな人が色んなことを情報発信していますが、うーん、で、結局自分はどうするの?ということが大事ですね。
結論、筆者にはこの先どうなるのかは分かりません。
AIやテクノロジーのことも専門家でないので分からないし、経済に明るいわけではないのでインフレがこの先どうなるかも分からないし、政治とはほぼ無縁なのでトランプ大統領の頭の中も分かりません。
「この先絶対こうなる!」と分かる人は各々の考えに合わせ立ち回ればいいのでしょう。
ただ、日本の中小企業に勤めるイチサラリーマン兼2児のパパの筆者には相場の行方など本当に分からないのです。
と、言うことで、リスク資産は個別株も含め売ることなく、決算内容を注視し、今年はNISA枠を可能な限り早く埋めるべく1月から飛ばしていく予定になっていましたので、予定通り今月は55万円ほどインデックスファンドを買い増ししつつ、ビットコインを約25万円分買いました。
JUST KEEP BUYING。
これしか出来ない。というか、この先何があろうとも、航路と自分ルールを守ろうと固く心に決めています。