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ツバル 沈む沈む詐欺

「世界陸上で異例会見「50~100年後に我々の国はない」 温暖化で“沈みゆく国”が訴えた死活問題」
(THE ANSWER)


 2023年現在、地球の平均気温は数十年単位で上昇傾向にあると″言えない事は無い“が、都市部の気温が上昇している主たる要因はヒートアイランド現象であり、地球全体の平均気温の主たる変動要因は太陽の活動による事が知られている。
 また、気温の変動に対して大気中CO2濃度はある程度連動するが、CO2濃度が上昇してから気温が上昇するのでは無く、気温が上昇してからCO2濃度が上昇しており、しかも数百年単位でズレが発生しているというデータが存在する。

 この様に事実関係を詳らかにする事で、人類が排出するCO2は地球の気候に対し、殆ど何の影響も及ぼしていないという事が分かる。
 分かるのだが、分からないどころか分かろうとしない輩が存在する。
 温暖化人為説論者、気候変動人為説論者である。
 引用した記事で、次の様な一文がある。

「科学者いわく、50~100年後には、我々の国はもう存在しない」

出典:引用した記事より

 文脈から察するに、ツバル陸連のニオネ・エリウタ事務局長が放った発言であろうが、この様な戯言に騙されてはいけない。
 「沈む可能性がある事を疑え」というのでは無い。人間如き矮小な存在がいくら頑張ったところで、沈む時は沈むという事実というか、常識を理解せよという事である。

 しかし何と言うか、「プロパガンダもここまで来たか」と思わされる記事である。
 文脈的に「温暖化や気候変動は人類の所為」と言っているのは間違い無いと思うが、具体的に何が悪いとは書いていない。
 まぁ、おそらくは人為的に排出されるCO2を指しているのだろう。最早書くまでも無いとでも言いたいのだろうか。
 「当たり前の事だ」「そんな事は常識だ」「今更言うまでも無い」という事なのだろう。

 だが、「人為的に排出されたCO2で地球が温暖化している」と年間100回以上叫ぼうが(※補足①)、「人為的に排出されたCO2で地球が温暖化しているのは常識だから、言うまでも無い」という態度を取ろうが、事実が変様する事は無い。
 ここで言う事実とは、「人為的に排出されたCO2は、温暖化や気候変動に特段の影響を及ぼしていない」事を指す。


 それは兎も角として、スポーツ大会の場に出てきてまでプロパガンダを発信するとは、恥も外聞も無いとはこの事であろう。
 「自分達が発信しているのはイデオロギーでは無く、現実に起きている(体になっている)危機だ」という態度が窺える。
 傲慢である。

 ところで、ツバルやその他の鬱陶しい被害者ヅラだが、奴等の主張をある程度正当だと仮定したとして、それでも「???」と思わざるを得ない部分がある。
 ここでは引用した記事を元に2つ挙げてみる。

①温暖化して海面が上昇して国土が沈む

 取り敢えず1600年ほど譲歩して、CO2濃度が気温に先んじて上昇するとし(※補足②)、気温と完全に連動して海面が上昇するとしよう。
 それでも尚、必死になってCO2削減に取り組む価値があるのかと言えば、かなり怪しい。
 先ず、人為的に排出されたCO2がどの程度大気中のCO2濃度に影響を与えているかは明らかになっていない。多大な影響を与えていると騙る奴等がいるだけである。
 次に、人為的に排出されるCO2をゼロに出来たとしても、何処かの火山が噴火でもしたらパーである。
 詰まり、脱炭素だかカーボンニュートラルだかを達成したとしても、ツバルの水没を防げる保証は無いという事である。
 だったら、有志を募って募金活動でも展開し、ツバルの様な地域に住んでいる人々が移住する為の費用を積み立てておく方が、余程有意義なのではなかろうか。
 まぁ私は絶対に募金しないが。

②プラスチックゴミ

 何故にプラスチックが減らないのかと言えば、木やら紙やら使うより合理的だからである。
 何故に大量のプラゴミが海を漂流しているかと言えば、海に捨てるからである。
 何故にゴミを海へ捨てるかと言えば、発展途上国においてゴミの回収インフラが整っていなかったり、先進国も含めてモラルの欠如した人間が多いからである。
 大量のプラゴミが海に漂っているなら、先ずやるべきは「海に捨てない」「川に捨てない」「道端に捨てない」「キチンとゴミ箱に捨てる」という当たり前を実践する事では無いのだろうか。
 それが何故に「プラスチックを無くせ!」になるのか。木や紙に置き換える事を、ゴミ捨てのマナーを浸透させる事やゴミの回収インフラ整備よりも声高に叫ぶという事は、木や紙なら海に捨てても良いというのだろうか。

 ①も②も、対応或いは防止する上で最も有効な手段は共通している。
 それは、経済成長を促す事である。
 社会全体の経済が強固になれば、本当に水没しそうな地域の住人を移住させる余裕が生まれるし、ゴミの回収インフラを充実させる事が可能である。
 という事は、バカみたいにコストを掛けて脱炭素とか脱プラスチックをやるよりも、寧ろ真逆の事をやった方が、沈没防止にもプラゴミ海洋流出防止にも有効なのではないか。

 と言うか、一国が全て水没すると言うのなら、かなりの大事である。それに対して採るべき対策が「温暖化防止」だけで良いのか。
 人為的に排出されるCO2をゼロにしたら海面上昇を“絶対に”防止出来るとまでは、かの有名なキチガイ・江守正多師匠ですら仰っていないw
 にも関わらず、脱炭素を達成しても駄目だった場合の保険的な施策というのを、何故に温暖化人為論者は一切語ろうとしないのか。
 謎は深まるばかりであるが、こういうのを「草が生えた」と言うのだろうwww


※補足①:年間100回以上叫ぶ

 「嘘も100回言えば真実になる」
 ナチスドイツで宣伝相をヤっていたヨーゼフ・ゲッベルス氏の有名な台詞である。
 左翼、全体主義者はこの様な故事に倣い、せっせと嘘を叫び続ける。
 どだい、プロパガンダとはこの様なものである。

※補足②:1600年

 実測データでは、気温上昇から800年ほど遅れてCO2濃度が上昇している。
 気温の数値を1600年ほど遅らせれば、CO2濃度が気温に影響を与えている様なグラフが捏造出来るよね? という事からの1600年である。

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