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【短編小説】スーパー写真塾に進路を取れ
「お前、この成績でどうするんだ」
テーブルを挟んで向き合う父親が安い国産ウイスキーの水割りを飲みながら俺に尋いたが、俺は視線を落として答えずに、早く酔って寝てくれないかと考えていた。
モラトリアムとか執行猶予を使い果たした事は理解している。
「お前、このままだと就職か自衛隊くらいしか無いぞ」
それはそうだろう。
でもバスの運転手になるとカレーが食べられないとか、区役所勤めになるとミルクティーが飲めないと聞いたので、それなら就職そのものをやめてしまうのもアリだなと思った。
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