【短編小説】駅員室にて
久しぶりに電車に乗ったんです。
通勤を自転車やバイクに変えて久しいので、あまり電車に乗る事が無くなり、電車にトイレがついている事を知って驚くくらいには世間の流れについていけなくなっています。
いちいち電車を降りずに済むとか、最終電車との天秤にかけるとかしなくて済むのはありがたいかも知れないですね。
大人になると漏らす、または漏らしそうになる事が増えます。
これは逆説的だが事実です。
経験上、この程度の便意なら次の駅まで間に合うとか考えがちだがその目測を誤るのです。
駅までは間に合う、だが駅のトイレまではどうか。懐かしいロボットダンスの様な動きでトイレに向かう自分を何度、客観視したでしょう。
ちなみに膝の上を叩くと多少の便意を一時的に退けられるらしいですよ。
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