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【短編小説】回転寿司
男は死んだ。
きっとイクラ軍艦のひと粒に爆発性の何かが混ぜられたのだろう。
俺たちはその血まみれの景色の中へと流れていく。
死んだ男の連れ合いだろう、細身に似つかわしくない巨乳の女は、その谷間に醤油や米粒と涙を落としながら中トロの握りを唇で切って食べていた。
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「次のロットの方たち、お待たせ致しました」
感じの良い、だが旧型の仲居ロボに案内されて席に着くと
「それではシートベルトをお願いします」
と言われた。
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