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【短編小説】解釈MYフレンド

 電子変換された心臓の鼓動が響いている。
 俺は手も足も、指の一本すら動かす事が出来ずにベッドの上に寝かされていた。
 何がどうなってここにいるのかは覚えていないが、とにかく良くない状況なのは理解できた。
 全身を不愉快さが這い回る。
 だが寝がえりも打てない。病院の硬いシーツが余計な苛立ちを煽る。
 口に装着されているらしいマスクからは乾燥した酸素が流れ込んできている。
 喉が乾燥しているが咳も出せない。

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