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人財採用の秘訣は面接

私は、長い間メーカーに勤め、主にソフトウエアの現場と、人材育成などを経験しました。その体験で言えることは

 「会社で仕事ができる人財は、自分で考え解決する人である」

です。これは、当たり前の話と思う人が多いでしょう。しかし、現実には

 ・他人任せにする人
 ・トラブルが起これば人に教えてもらおうと思う人
 ・常に誰かに良いと評価されたい人

などが多くいるのです。例えば

 「XX製品の製造原価をxx%カットしろ」
 という経営者の要求に対して
 「人件費の安いX国で生産します」

と答える人がいます。これは

 「生産インフラが整っていないX国でも生産できるようにします」

という、発注側の努力があるならよいのですが

 「生産上のトラブルは、向こうで解決させます」

という丸投げ発想の人が少なくありません。

このような発想だと

 「C国の少数民族迫害問題に加担」
  (低賃金での強制労働)

という国際社会からの批判を受けかねません。さらに経営者から

 「人件費抑制なら君の給与もカットする」

と言われても反論できなくなります。

本当に仕事のできる人は、同じ物づくりでも

 「XXの部品は、Y社製の方が同機能で低価格です」
 「XXの製造過程のYY部分は『無駄作業』があるので、そこを変えます」
 「XXの製造のZZ部分はロボットで対応できます」

等の

 具体的な改善案を自分で考え
 提案し
  しかも
 その結果をきちんと評価できる人

です。 

このような人材を見出すためには、どのような方策があるでしょう。

一つの考えは

 それまでの体験談から行動の癖を見抜く

です。つまり体験談を聞き

 自分で考えたか?
 人に従っただけか?

を判定する。こうして

 小さなことでも自分で考え解決した

という体験があり、さらに

 常に自分で考える癖がある

人は、今後とも活躍する『人財』になると思います。

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