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読書の二つの目的
読書の目的には、大きく分けて以下の二つがあります。
教科書などからの知識習得
小説などからの仮想体験
つまり、論理的な知識構造を取得する方向と、読書による疑似体験を通じた、視野の広がりです。
これは、納得の構造から見ても解ります。
日本的な『論理』と『納得』|鈴木良実 (note.com)
教科書では、論理的に知識を習得します。そのゴールは
自分に講義できたら安心|鈴木良実 (note.com)
が一つの目安です。
一方、自分の体験が増えると、他人の理解なども深まります。しかし、一人の人間の体験は限られたモノです。そこで読書の効果で
想像世界での体験
を追加することが出来ます。自分と違う世界、価値観等を、想像の世界でも体験したら、思いやりもできるでしょう。
この場合の極端な例は
人物・場面のイメージ化|鈴木良実 (note.com)
です。
こうしたイメージ世界の人物が、私達の心の中で動き出すと、色々な見方が出来るようになり、自分と違う人にも『共感』出来るようになります。
さて、こうした体験と知識は、お互いが生かし合うことで活きてきます。一例として
学問の効果は自分への説明|鈴木良実 (note.com)
を挙げておきます。
なお、教科書の読み方でも、知識体系習得と、理論の完成までの過程を追う二つの読み方があります。
教科書の二つの読み方|鈴木良実 (note.com)
この場合には、発見した先人の
心に寄り添う
読み方も必要です。