経験によるアドバイスの方法
説明の話などに関連して、興味深い意見があったので、少し考えて見ました。
元材料は
です。
このツイートでは、以下の二つの問題点が、指摘されています。
経験によるアドバイスはその事例でしかない
自らの経験が全てと言い切る人の方が、自分だけの経験と間違い可能性を認める良心的な人より、カリスマ性があり助言が尊重される
私は、この問題の本質は、1.の「その事例でしかない」だと思います。本来、他人にアドヴァイスするならば
自分の経験について
成功理由・失敗理由をしっかりと
理論的に検討し
一般的な教訓を引き出す
力が必要です。もう一つ加えれば
理論的検討をわかりやすく説明する
力がないと、多くの人に受け入れられないのです。
これができないで
自分の経験が全て
と
大声で主張する
人間がはびこっているのが現状です。
確かに、良心的に自分の
間違い可能性や
経験の狭さ
を認めると、聞く立場では
信じてよいのか
と迷うでしょう。私でも
お医者さんの薬は
「これがよく効きます」
と言って貰った方が「プラセボ効果」も有って、効き目がよいようです。
ただし、別の場面で
弁護士を選ぶなら
「絶対勝つ!」
と言いきる弁護士は危ない
と言う話もあります。
こうした、状況を見て
言い切りと条件付発言の使い分け
が必要だと思います。
この裏側として
正しい情報の見抜き方|鈴木良実 (note.com)
も参考にしてください。